気分メーターの針を上げるペダル交換
折りたたみ式自転車を購入した時から、
ずっと気になっていたペダルを交換することに。
何しろ付いていた純正ペダル、
DAHON Folding Alloy Bodyってやつね。
これが自転車に合わせて折りたたみ式なのはとても良いのだけれど、
素材がほぼプラスチック。
もちろん見た目ってやつは好みの問題だし、
そこまでカッコ悪いとか自転車に合わないというほどのことではない。
踏み込んだ時に滑るといっても、
そこまで気合いを入れて乗ることは少ない。
剛性と言っても普通に使っている分には、
機能や品質がダメダメなわけでもない。
折りたたむ時に意外に力が必要なのも、
別に苦になるほどではない。
だったらわざわざ換えなくても…
って思うでしょ?
でもそういった小さなマイナスの積み重ねっていうやつは、
漕いでいる時の気分メーターを実は下げてしまうのだ。
そんなわけで、
メーターの針をほんの少し上げるために今回はペダル交換となった。
ミニベロや折りたたみ自転車のペダル交換を検討している方の参考になれば、
ということで記録してみる。
折りたたみ式?着脱式?どっち?
折りたたみ自転車ということで、
選択肢は2つ。
1 折りたたみ式(文字通り折りたためるペダル)
2 着脱式(簡単に外すことができちゃうペダル)
輪行するわけでもクルマに乗せるわけでもないなら選択肢は拡がるけど、
もしも『たまに』があるとしたら候補はこの2つかな。
ペダルの出っ張りを減らすという意味では同じだけれど、
それぞれのメリットがそれぞれの逆にもなる。
まあ、
最終最後は見た目で選べば良いという気もするけど。
折りたたみ式ペダル
あんまり、
選択肢はない。
そんな中での候補は、
三ヶ島FD-7。
個人的には、
デザインが少々野暮ったい感じがしないでもないが悪くはなさそう。
なにしろ創業昭和18年、
昭和24年からペダルを作り続けてきた三ヶ島製作所だからね。
あとは、
ウェルゴ折り畳み式ペダルあたりかな。
3,000円を切る価格は魅力的だが、
何となく重そうな(実際650g)。
着脱式ペダル
例えば三ヶ島のEzy Superiorなら、
現在12種類のペダルがある。
別に三ヶ島一択の必要もないのだが、
やはり安心感があるしデザイン的にも良さそうなものが。
他にもEzyという着脱式があって、
こちらも9種類あるが別でストッパーが必要なのでEzy Superiorの中から選ぶことに。
というわけで、
こちらも候補は2つ。
1つは、
SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior
見た目もクラシックな感じでステキだし、
これはかなり良い。
ただ、
欠品中のようで売っているところがない。
もう1つは、
TOURING-LITE Ezy Superior
これもなかなか見た目も良いし、
コンパクトなショートサイズ。
三ヶ島 ツーリング ライト EZY スーペリア ペダル
そんなわけで、
これをセレクト。
TOURING-LITE Ezy Superior
三ヶ島 ツーリング ライト EZY スーペリア ペダル
スペックはこんな感じ。
カラー | サテンシルバー/ブラック |
ボディ | アルミ |
側板 | アルミ/アルマイト |
サイズ | W86 x L69 |
重量 | 380g |
踏み台 | 両面 |
トウクリップ装着 | 可 |
リフレクター | 取付可 |
純正ペダルのサイズは、
W125 x L73だから小さくなる感じ。
重さは600gくらいなので、
220gくらいの軽量化となる(そこに殆ど興味はないけど)。
それで、
色はサテンシルバーを選択。
ペダル交換準備
さて、
届いたペダルを実際に取り付けてみよう。
用意するものは、
こんな感じ。
ペダルレンチ
ペダルを取り外して、
新たに取り付けるには先ずこれがないと始まらない。
使用したのは、
パークツールのペダルレンチ。
薄歯のもので、
口部サイズ:15mmで厚み:3.2mm。
レンチが掛かる幅が狭いので、
ちょうどこれがピッタリ。
全長も29cmと長いので、
力が入れ易い。
購入するんだったら、
三ヶ島製作所のPEDAL SPANNER クロムメッキ スチール製もあるんだけれど長さが16cm。
あまこのあたりは、
好みのもので。
グリス
あとは、
グリス。
やはりネジ山には、
グリスを一応塗っておきたい。
これで、
防水・防塵・防錆・固着防止になるのだ。
使ったのは、
シマノ プレミアムグリス チューブ入り 100g。
使い易い、
チューブタイプ。
ペダル用ワッシャー
取り付ける際には、
挟んだ方が良いかな。
ただペダルと一緒に2個付属しているので、
わざわざ購入の必要はない。
この情報って、
ネットで購入する際どのお店も載せてない上にメーカーHPにもない。
なので、
間違えて購入しないように注意したい。
ペダルの取り外し
では、
交換していこう。
先ずは、
ペダルを外す。
ここで1番大事なことは、
ペダルのネジを回す向き。
これさえ間違えなければ、
別に難しいことはない。
ペダル | 緩める | 締める |
右ペダル | 左回り=反時計回り | 右回り=時計回り |
左ペダル | 右回り=時計回り | 左回り=反時計回り |
ペダルが取り付けられているのが、
クランク。
そのクランクから、
先ず今のペダルを外す。
その際、
クランクと工具の角度がポイント。
クランクの位置を力が入りやすいところにして、
ペダルレンチを使ってペダル軸を緩める。
結構力をかけて外すので、
勢いがつくと手を地面に打ってしまったり自転車が倒れてくるので注意。
ペダル取付け
ペダルを取り外したら、
クランクのネジ穴を一応確認。
当たり前だけど、
汚れていたらキレイキレイにね。
取り付けるネジの規格は2種類あるけど、
最も主流のサイズの9/16インチ(もう1つは1/2インチ)。
Ezy Superiorのアダプターからペダルを抜いてから、
クランクにアダプターを取り付ける。
アダプターには【R】と【L】があるので、
間違えないように注意。
刻印されているから、
しっかりと確認。
間違えて無理に取り付けようとすれば、
あたりまえだけどクランクのネジ山を壊してしまう。
あと、
最初からレンチを使うとペダルのネジを斜めに入れた状態で締め付けてしまう場合がある。
なので、
最初は工具を使わず手で締めきれるところまで締めきってからレンチを使た方が良い。
アダプターを取り付けたら、
ペダルを装着。
アダプターのキャップのマーク(上の写真の丸いところ)を、
ストッパーピン(下の写真の丸いところ)まで回転させる。
ペダルを、
アダプターにあたるまで差し込む。
キャップから手を離せば、
装着完了。
カチッと音がしない場合は、
完全にロックされていない証拠。
その場合は、
もう1度ペダルをクランク側に押し付ければOK。
比較ギャラリー
最初についていたDAHON Folding Alloy Body、
交換したMSK TOURING-LITE Ezy Superior。
写真で比較してみた。
好みだとは言っても、
やはり新しく交換したペダルの方がどう見ても良い感じ。
リフレクターは取付可だけど、
今のところ夜走ることもないので取り付けず。
やはり純正の方が、
若干長い。
自己満足かもしれないが、
これは好感して良かったぞ。
漕いでみると…
実際に漕いでみると明らかにペダルのギザギザが、
普通の靴でもしっかりとホールドしてくれる。
なので、
交換前よりも交換後の方がより漕ぎ易くなったのは間違いない。
そして、
見た目は明らかに良くなった。
若干安っぽかったペダルが、
かなりグレードアップされた感じ。
というわけで…
折りたたみ自転車購入時からずっと気になっていた、
ペダルを交換してみたというお話でした。
たったこれだけのことでも、
気分メーターの針は随分と上がったわけで。
なので、
もしもペダルの何かが引っ掛かっているようなら交換を是非お勧めしたい。
そうそう、
アダプターだけ購入して他の自転車に取り付けておくとペダル共有ができるのも良い。
まあいずれにしても、
ペダル交換はなかなか気分が良くなるのは間違いない。
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