中峠地区の庚申塔群
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺のスポットポタリングは、
我孫子市中峠地区から。
今回は札所ではなく、
その周辺スポットということで中峠庚 申塔群。
道端に突然現れる庚申塔たち
曲がり角のところに、
突然庚申塔が並んでいる。
こういう道端にある庚申塔をたまたま見つけるのは、
なかなか楽しい。
お寺や神社で見るのとは、
また違う印象を受けるのだ。
普通の道の脇にあるのは、
日常的空間だからね。
日常的空間で、
非日常的な庚申塔を見るのは悪くない。
どちらかと言えば、
こういう感じの方が好きだな。
庚申塔
それで右から順番に見ていくと、
最初のものは享和三年(1803年)の聖徳太子孝養像だろうか。
お顔などが、
剥離で分からなくなっているのが残念。
像の左には、
家根屋講中九人と刻まれている。
何となくだけど、
大工さんたちが集まった講っぽい名前。
次は文化九年(1811年)、
光明真言十万返二十三夜待大勢至菩薩塔。
菩薩の文字は、
異字体で刻まれている。
その隣は嘉永三年(1850年)の文字庚申塔らしいのだけれど、
これは先ほどの聖徳太子孝養像よりも酷い。
台座の講中の文字と、
その上の三猿の一部が僅かに残っている以外は全くわからない。
続いて元文三年(1738年)、
六臂合掌の青面金剛像塔。
この中にあって1番背が高いもので、
なかなかきれいに残っている。
更に享保十四年(1729年)、
六臂合掌の青面金剛像塔。
これもキレイに残っていて、
こういうのを見るのが1番楽しい。
次は寛政十二年(1800年)、
文字青面金剛塔で台座は新しいものっぽい。
天保九年(1838年)、
ハッキリくっきり文字庚申塔。
もう1基も天保九年(1838年)、
文字庚申塔は三猿の姿がなかなか可愛らしい。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺のスポットポタリングは、
4つの札所がある中峠地区だけど今回は周辺スポット。
自転車で走っていて曲がり角を曲がると、
突然現れた庚申塔たち。
こういった日常の中にあるやつを見るのは、
何だかとても楽しい。
全部で、
8基の庚申塔だけど見ごたえは充分。
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