小堀地区
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング、
今回は札所ではなくて我孫子市小堀地区の周辺スポット。
小堀地区はこんなところ
小堀はこぼりではなく、
おおほりと読むのだ。
ここは我孫子市ではなく、
取手市になる。
利根川の西側にある我孫子市に飛地しているのは、
利根川の流れ方を明治四十四年(1911年)に変えた結果だ。
明治初期、
この小堀は葛飾群(相馬郡)井野村といわれていた。
利根川の水害対策の為に利根川の直線化が行われ、
本来は取手市側にあったこの地域は飛地となったわけだね。
小堀は小さな堀が沢山あって、
それを一纏めに呼ぶ多くの堀がおおほりとなったという説がある。
小堀MAP
地図だと、
こんな感じ。
そんな小堀には、
新四国相馬霊場八十八ヶ所の札所は1つ。
今回は、
先にその札所のお隣にある水神社。
小堀 水神社
概要
水神社はその名の通り、
水神を祭神としていて寛文8年(1668年)創立の伝承がある。
境内
鳥居の扁額は、
一部欠けてはいるもののなかなか凝った作りになっている。
水神社だけではなく、
神明社が併記されている。
皇紀二千六百年記念で寄進の昭和十六年(1941年)の狛犬の台座が、
溶岩っぽい。
相撲でも取るのか?
というスタイル。
拝殿と、
御神燈。
拝殿の扁額は、
水神社のみ。
中を覗かせていただくと、
こんな感じ。
奥にあるのは、
神輿かな?
昔々この神社の祭は、
神輿を頭上高く差し上げたり地下すれすれに落としたりくるくると回したり左右に荒々しく揉んだりする荒れ神輿の祭だったようだ。
石造物
社殿左側には、
2基の石造物。
左は、
寛文九年(1669年)の青面金剛塔。
右が、
寛保元年(1741年)の疱瘡神。
その右奥には、
昭和八年(1933年)稲荷神の石祠。
さらに境内の右奥には、
安永八年(1779年)の不明の石祠。
という感じで、
それほど多くのものはない。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺のスポットポタリングは、
取手市小堀地区。
小堀地区の新四国相馬霊場八十八ヶ所の札所の隣にある、
小堀水神社をお届けしました。
見るべきものは少ないけれど、
寛文九年(1669年)の古い青面金剛塔と寛保元年(1741年)の疱瘡神は必見だ。
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