布施地区 善照寺
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
柏市布施地区から。
札所ではなくて、
周辺スポットということで布施 善照寺を訪れる。
概要
柏市域で唯一の時宗寺院、
布施 普龍山 善照寺。
乾元元年(1302年)、
遊行上人2世他阿弥陀仏により創建されたという。
銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像
この善照寺の本尊は、
柏市指定有形文化財の銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像。
柏市教育委員会の説明板があって、
こんな感じ。
柏市指定文化財(有形文化財) 昭和63年8月1日指定
🔷銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像
市内に数少ない時宗の寺院である善照寺本堂には、
長野県・善光寺の秘仏本尊を模したとされる、
いわゆる一光三尊式の善光寺式阿弥陀三尊像が安置されています。
本像は、
光背・台座にのり、
像高は中尊が46.4cm、
両脇侍が各36cm前後で、
各一尺五寸、一尺の立像です。
各尊とも、
頭・体幹部は中型をとり、
足柄まで含んで一鋳で造られています。
中尊は、
僧祇支・偏衫・大衣をまとい、
右手は掌を前に向けて立て全指を軽く曲げる施無畏印、
左手は下げ人差し指と中指を伸ばし他の指は曲げる「刀印」を結び、
両足を開いて反花に直立します。
両脇侍像は、
六角宝冠を戴き、
条帛・裙・腰布・帯状の衣を着け、
胸の前で左の掌に右の掌を重ね合わせる珍しい「梵篋印」を結び反花に直立します。
左脇侍は観音菩薩、
右脇侍は勢至菩薩の標識を宝冠正面に線刻しています。
善光寺式阿弥陀三尊像は、
鎌倉時代から室町時代にかけて盛んに造像されたもので、
この像の形式や写実的で温和な表情、
また鋳造の技法などから鎌倉時代の13世紀末から14世紀初頭の作と認められます。
本尊は、
鎌倉時代の仏像として、
当地における善光寺式如来信仰の浸透を知る資料としてその価値は非常に高いものです。
毎年、
本堂は施餓鬼(8月21日)及び十夜(11月10日)に開帳されます。平成24年3月31日 柏市教育委員会
銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像 説明板
石造物
境内には時宗の開祖、
一遍上人の像がある。
700年もの歴史のわりに、
石造物は少ない。
年紀不明、
天満宮の石祠。
貞享二年(1685年)、
六地蔵。
大正七年(1918年)、
子育地蔵が間にある。
覆屋のついた、
宗門守護神熊野証誠殿の社。
安永五年(1776年)、
如意輪観音十九夜塔。
十九夜講中、
とある。
延享二年(1745年)、
延命地蔵尊十九夜塔。
奉供養十九夜講中 為二世安樂也、
とある。
宝暦十二年(1762年)、
如意輪観音十九夜塔。
十九夜講…、
とある。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
柏市布施地区から。
札所ではなくて、
周辺スポットということで布施 善照寺。
乾元元年(1302年)、
遊行上人2世他阿弥陀仏により創建されたという。
ただ、
その長い歴史のわりには石造物が少ない。
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