K 旧村川別荘
さて、
第二十二回 あびこアートな散歩市 ABIKO ART WALK 2023。
今回も、
旧村川別荘。
階段を上った先にある、
母屋に展示されている作品。
ここは過去2回、
様々な作品が展示されていた。
旧村川別荘母屋の作品 2021年
旧村川別荘母屋の作品 2022年
K1 旧村川別荘 母屋 藤原郁三-陶彫
それで今回は、
藤原郁三さんの陶彫。
母屋の裏に回って、
玄関から中に入る。
ちなみに、
玄関の扁額には天簫の文字。
簫は、
竹を束ねた笛のことのようだ。
仏を護る四天王に、
藤原郁三 陶彫 説明パネル
1500年も踏みつけられ続けてきた邪鬼達。
彼らを解放し、
自由にしたいと、
土塊から邪鬼を彫り出す。
穴窯の自然釉がその深い時をきざむ。
古い屋敷の空間になじむのはそのせいか。
ボクにとって、
邪鬼は庚申塔で毎度お馴染みだ。
青面金剛に踏みつけられている邪鬼を、
今までに随分と見てきた。
いつも、
三猿の上で踏みつけられたまま。
まあ可哀そうと言えば、
可哀そうなんだけど邪鬼だからなあ。
ただ邪鬼は、
悪しきものとして退治するだけでない。
時として、
改心させて仏門へと招き入れて仏や人びとを護る役目を与えることもあるみたいだ。
そんなな邪鬼の姿は、
庚申塔を見る楽しみの1つ。
でも、
こうやって解放されて自由になった邪鬼も悪くない。
どれもどことなく、
ユーモラス。
何とも、
憎めない感じがまた良いのだ。
ちなみに四天王は、
多聞天・広目天・持国天・増長天だね。
陶彫だけではなく、
絵も3点あった。
いずれにしても、
確かにこの古い建物にはとても馴染んでいる。
展示しているというよりも、
元々そこにあったものという感じだ。
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