そのまま残された百庚申塚
千葉県印西市武西、
武西は『むざい』と読む。
その武西の武西学園台南街区公園には、
当時のままの百庚申塚がある。
もちろん当時のままとは言っても、
周辺の環境も百庚申塚がある場所も以前とは全く違うものになっている。
かつてこの場所は森の中だったらしく、
その頃の姿はネットでも見ることができる。
その姿を見ると、
残されているとはいえ今とはあまりにも違うのでまあ何とも言えない気持ちになる。
ただこの武西の百庚申はありがちな移転や取り壊しの憂き目にも遭わず、
公園の隅とはいえフェンスに囲われてそのままきちんと残されただけでも良かったのかもしれない。
往時の姿ではないにしても、
建立以来の原型をとどめている例は希少のようだ。
それでなのかどうなのかはわからないが、
この百庚申は印西市の指定文化財になっている。
でもフェンスで囲わなくても良いのにとも思うが、
保存と言う意味では仕方がないのかもしれない。
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