♫茜色の夕陽眺めてたら少し思い出すものがありました♫とはフジファブリックの名曲、『茜色の夕陽』だが、手賀沼公園でこの歌を頭の中で流しながら夕陽を眺めるというのはどうだろう。
ということで、早速青とオレンジが交り合う空の時間に手賀沼公園へ行ってみた。
アビスタ屋上緑地からの眺め
まだ青>オレンジの時間は、我孫子地区公民館と市民図書館の複合施設、生涯学習センター『アビスタ』の3Fは屋上緑地になっているので、階段かエレベーターで行って景色を眺めてみよう。
ちなみに『アビスタ』という名前は、『あびこで』、『スタディー=学ぶ』、『Vista=展望』というのがその由来らしい。
平成14年、それまであった中央公民館を解体して、我孫子市生涯学習の顔として誕生したのがこのアビスタ。
流線型の二層の屋根が特徴的なこの建物のデザイン、なかなかステキだなと思っていたが、これはあの最高裁や警視庁などを設計をした有名な建築家・岡田新一氏の手によるものだそうだ。
ここは、公的機関にも拘わらず珍しく屋上を開放している。
屋上緑地というだけあって、芝生や植栽が植えられていて手賀沼公園と手賀沼を見下すことができる。その眺めは思っていたよりもなかなか良い。
アビスタを利用はしていても、実はまだ1度も3Fのこの場所には来たことがないという方も多いのではないだろうか?実際、いつ行っても人は殆ど居ない(時間と曜日によってはもしかしたらそういうわけでもないかもしれないが)。
ベンチもあるし、座ってゆっくりと景色を眺めるには良い場所なのだが知らない、行ったことがないではもったいない。せっかっくここに来たのなら、1度は足を運んでみると良いと思う。
でもまあ、あまり人が沢山いるのもどうかとは思うけれど、お勧めです。
ところで、手賀沼沿いには送電線の鉄塔が多く、その景観を台無しにしているというようにも感じるが、それも含めてここの景色だと思えばね。
ある意味人工的な鉄塔が、自然の中にそびえ立ってているというのも決して悪くないように思える。
写真を撮る時など、最初は邪魔だなと感じたのも事実だけれど、慣れてくるとそれも風景の一部だと思えるようになってくるものなのだ。
ふれあい岸辺からの夕陽
段々とオレンジ>青の時間になってきたら、アビスタから今度は手賀沼公園の100m続く親水護岸『ふれあい岸辺』に行ってみよう。
ここにはベンチが並んでいるので、そこから沈んでいく夕陽を眺めるのだ。先にある公園岬でももちろん良い。
昔このベンチのところにはポプラ並木があったが、寿命がきて伐採され、今ではメタセコイヤが人々を見守っている。
ふれあい岸辺には、オオバンやカモやコブハクチョウといった鳥たちが多く見られる。近い距離で見ることもできる。ただボーっとその鳥たちの動きを見ているのも案外楽しいものだ。
水の中の何かを食べるのだろう。潜って逆さになっておしりと足が水面に出ているカモの姿や、道をわたるオオバンの姿など、見ていて飽きない。
そして、茜色に染まった水面を鳥が泳いでいる姿。これが結構なかなか良い眺めなのだ。
それで茜色の夕陽眺めてたら少し思い出すものがあったのか?
それで、茜色の夕陽眺めてたら少し思い出すものが何かあったのか?と言えば実は特に何もなかった。
鳥や同じように夕陽を眺めている人たちや空の色や景色の色の変化といった目の前に興味ある対象があると、案外それに夢中になって何も思い出したりしないものなのだな。
そもそも曲自体も頭の中を流れることはなかった。帰り道自転車の上で口遊みはしたけれど。
というわけで、手賀沼公園からの夕方の眺めでした。
写真で見るのも悪くないけれど、やはり実際に見た方がもっとキレイだ。時間の経過と共に目の前の様々な色が変化していく様子を眺めているのはなかなか楽しい。
たまには夕陽でも眺めてボーっとする時間を持ちたいものだ。
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