
我孫子市水生植物園のハナビシソウ

手賀沼湖畔沿いにある我孫子市水生植物園は、
植物園とは言ってもまあ公園みたいな場所だ。

2012年までは毎年6月頃にあやめ祭りを開催していたが、
29回目をもって終了してしまった。

長年花の世話をしてきた、
農事組合法人『あやめ組合』のメンバーの高齢化に伴うものだったようだ。

この水生植物園は手賀沼親水公園の東側、
手賀沼ふれあいライン沿いにあって無料の駐車場もある。

少し前は菜の花が一面に咲いていたが、
今はハナビシソウが咲いている。

ハナビシソウはカリフォルニア州の州花で、
別名カリフォルニア・ポピー。

明治時代に渡来したこの花の和名の由来は、
4枚の花弁が菱型に並ぶ様子が家紋の花菱に似ているから。

さまざまな色があって、
これがなかなかキレイなのだ。

ケシ科に属するけれど、
もちろん栽培は禁止されていない。

青い空の下の花は色が輝やいて見えるが、
写真だとそれがわからないのが残念。
我孫子市水生植物園の100メートルの藤棚

ハナビシソウの花畑の少し先には100メートルほどの藤棚があって、
これもまた目を楽しませてくれる。

びっしりと藤の花が咲いているというよりは、
思ったよりもスカスカな感じがする。

とはいえ、
藤棚を見上げながらここを歩くのは気持ちが良い。

もちろんスカスカとはいっても、
それなりにちゃんと咲いている。

いわゆる藤の花らしく房の長いものや、
もこもことした丸っこいものがある。

散った花の色は少し変化しているが、
それはそれでまた綺麗だ。

そういえば『鬼滅の刃』で、
鬼が苦手な花が藤の花だった。

なぜ苦手か?は、
言及されていない。

香りがダメとか、
マメ科で魔滅とかいろいろ考えられるけど答えはない。

甘い香りがするけど、
どうやらこの香りには抗酸化効果があるみたいだ。

結構強い香りだけれど、
嫌いじゃあない。

遊歩道沿いのもう1つの藤棚

この藤棚から手賀沼親水広場に向かう遊歩道の途中にある、
小さな広場にも藤棚がある。

小さいものだが、
こちらの方が却ってボリュームがあるように感じる。

藤棚の隣に木があるのだが、
その木にまで蔓が伸びてい花を咲かせている。

これって自然に隣の木に移っていったんだろうか?
それとも人の手によるものなんだろうか?なかなか面白い景色になっている。

この広場あたりでよく目にするコブハクチョウが、
この日も人をあまり気にすることもなくのんびりとしていた。

コメント