お買い物
買物って、
あれこれと選んでいる時が1番楽しいのではないだろうか?
もちろん欲しいものが手に入ればそれはそれで嬉しいに決まっているけど、
ああでもないこうでもないと選んでいる時の楽しさはもうそこにはない。
もしプロセスが好きな人と結果が好きな人に分けるとしたら、
ボクは多分前者のような気がする。
それは買い物に限らず、
いろいろとアレコレそうなんだろうと思う。
何かを手に入れてしまうとそれまでの楽しさが無くなってしまうわけで、
そうなると結局はまたプロセスを求めてしまうわけで。
ワイヤレス・イヤホン
まあそんな話はいい。
それで今回のお買い物は、
今更ながらのワイヤレス・イヤホン。
かつてはiPodやiPod nanoやiPod shuffleが出る度につい買ってしまって、
常に音楽と共にという時期もあった。
でもここ最近では、
家でたまに聴く程度まで一緒に居る℃は下がってしまっていた。
それが突然何かのスイッチが押されて、
最近は外でも一緒に居たい℃が上昇中だったのだ。
そうなるとPC以外の音源がライトニング端子のみのiPhoneになると、
どうしたってワイアレス・イヤホンが欲しくなる。
もちろんライトニングイヤホンを購入するという選択肢もあるし、
家でPCにつないでいるシュアのSE215を変換ジャックで使うという選択肢もあるがそこはやはり無線の方が良いとなったわけで。
それで普通に考えれば同じApple純正品の『AirPods Pro』を選ぶところなのかもしれないが、
どうもあのデザインとカラーの選択肢が白色1色というのが気に入らない。
それで他のメーカーのものをいろいろと吟味して、
ああでもないこうでもないと楽しんでいたわけで。
MOMENTUM True Wireless 2
そして最終的に購入したのが、
まあ今更ではあるが『Sennheiser(ゼンハイザー)』の『MOMENTUM True Wireless 2』。
ゼンハイザーといえば、
1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士によって創立されたドイツの音響機器メーカーだから音質に期待したわけで。
届いて包装を開けると綺麗な箱が出てくるわけだが、
この時のワクワク感は楽しい。
箱を開けると1番上からイヤホンに充電ボックス、
更に説明書があって取り出すとイヤーピースとロゴ入りのUSB-Cチャージングケーブル。
イヤーピースはXS・S・Lが透明のケースに入っていて、
Mがイヤホンに取り付けられている。
穴のところが十字に区切られているけど、
これによって何か音が変わるということもなさそうだ。
取り出したイヤホンはこんな感じで、
ヘアライン加工が施された丸い部分が美しい。
重さはというと、
約13グラムなのでなあ平均的な感じなのかな。
この部分はタッチセンサーになっていて、
左右何回タッチするか?で下のような操作ができる。
- 右1回タッチ 音声アシスタント(Siri / Googleアプリ)起動 / 受話 / 終話
- 左1回タッチ 再生 / 一時停止 / 着信拒否
- 右2回タッチ 外音取り込み
- 左2回タッチ 曲送り(次の曲)
- 右3回タッチ ノイズキャンセリング
- 左3回タッチ 曲戻し(前の曲)
- 右長押し 音量+
- 左長押し 音量ー
タッチするたびにちゃんと音が出るので、
何回タッチしたかがわかるようになっているのは便利。
それにこのタッチのキー割り当ては専用アプリで変更ができるので、
頻繁に使うものをタッチ1回にするなど自分で使いやすいようにすることが可能。
充電ケースはプラスティックの上にファブリックを貼ってあるもので、
好みは分かれるだろうがボクはかなり気に入っている。
程良い大きさの約77 x 44 x 35 mmで、
ケースを開けるとこんな感じ。。
イヤホンを収納すると、
内蔵されている磁石でビタッと吸い付くように収納できる。
背面には充電用ポートのUSBタイプC(USB-C)が備えられていて、
上下いずれからでも差し込み易い汎用性の高いもの。。
横のボタンを押すと、
点灯色によってイヤホンの充電状態がわかる。
ちなみにイヤホンだけで最大7時間、
ケースを含めて最大28時間(4回分)使用できるから充分だ。
専用アプリSennheiser Smart Control
ペアリングはスムーズで、
最初に使う時はイヤホンをケースから取り出すだけでBluetooth機器の設定で繋がる。
それ以降は、
イヤホンを取り出すだけでつながる自動ペアリング対応。
マルチペアリングには最大8台まで対応しているが、
複数台個別接続のみで同時接続はできない。
専用のアプリ『Sennheiser Smart Control』は、
シンプルで使いやすいものになっている。
トランスペアレントヒアリングは外音取り込み機能の調整ができるもので、
外音取り込み時に音楽の再生を続けるか止めるかを選べる。
これをONにしておくと、
周りの音を聴きたい時にイヤホンの右2回タッチで外音取り込みできる。
ポイントを動かすことで全体の音調整を自動で行ってくれるイコライザーは、
直感的だが使いにくいかな。
ただ切り替えれば、
、
普通の目盛りのイコライザーにもなる。
それ以外にも、
イヤホンを耳から外すと音楽が自動停止するスマートポーズ機能。
再び耳にはめ込むと、
停止した時点から再生してくれる。
アクティブノイズキャンセリング機能は、
外側のマイク音声のみを活用してノイズを低減するフィードフォワード方式。
そういう意味ではまあおまけ的な感じだが、
これは音質優先だからだそうでこれくらいで充分だ。
High-End Sound TuningモードはONにすると、
音が更にワイドになって定位感が増した印象を受ける。
それで音はどうなのか?
正直これほど良い音なのかと先ず驚いたのは、
所詮はワイヤレスだからなという先入観があったからかもしれない。
個人差や好みがあるから聴いて判断してもらうしかないのだが、
音質の良さにプラスしてそれが最初から非常に好みの音だったので購入して大正解だったというのがボクの感想。
装着感は特に問題ないし、
今のところ音切れもない。
通勤や家で再び音楽を聴く気にさせてくれたという意味では、
価格が4万円弱と決して安くはないがそれに見合う価値はあったと思える。
イヤーピースだけ取り替えてみた
そうは言っても、
若干低音が弱く感じられたのでイヤーピースを純正以外のものに変えてみた。
交換したのは、
radiusの『ディープマウントイヤーピース』。
これだと装着感が向上した感じだし、
豊かな低音や高い遮音性が更に得られた感じがする。
それなのに、
千円ちょっとで購入できるのはありがたい。
というわけで…
今回はいつもとは随分と違う記事になったけれど、
今更のゼンハイザーのMOMENTUM True Wireless 2レビューでした。
他と聴き比べしていないし好みの音や良い音の基準は人それぞれなので何とも言えないけど、
ワイヤレス・イヤホン購入時の選択肢には絶対に入れておきたい1つだということは間違いない。
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