中峠 足尾山神社
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング、
今回は我孫子市中峠地区から。
周辺スポットということで、
足尾山神社。
51番札所の中峠法岩院からだと、
自転車で7分くらいのところにある。
概要
中峠 足尾山神社は、
茨城県石岡市にある足尾山神社を勧請して創建したという。
祭神は、
面足命。
古来より足の痛みに霊験があり、
金の草鞋や履物を奉納する慣わしがあったという。
社殿
実際今も、
社殿右外壁には奉納されたのであろう履物がいろいろと掛けられている。
正面からだと分からなかったが、
回り込むとこんな感じで松葉杖なども掛けられている。
その社殿は昭和五十八年(1983年)に修築されたもので、
こじんまりとしていたものだ。
社殿奥の御神体左脇にも、
草鞋らしきものが見える。
石造物
そんなに多くはないが、
境内の石造物を見ていこう。
手水鉢は、
大正十年(1921年)のもので機能はしていない。
昭和十四年(1939年)、
月山羽黒山湯殿山三山参拝記念碑。
大正十二年(1923年)、
蚕影山神社の石祠。
蚕影山神社は、
初めて出てきたかもしれない。
茨城県つくば市の古い家並みが残る筑波山麓の集落神郡にある蚕影山神社は、
全国にある蚕影神社の総本社だ。
大正二年(1913年)、
自然石型の古峯神社碑。
力石、
らしいもの。
天保四年(1833年)、
天満宮の石祠。
大正十三年(1924年)、
奉納伊勢太々記念とある手水鉢。
奉納足尾山三十六〆目(約135kg)、
とある力石。
御神燈は、
違うタイプのものが1基ずつ。
3基並んだ石祠は、
左は天保三年(1832年)の水天宮。
真ん中は台座に万人講中とある不明のもので、
右が文化十年(1813年)の足尾山大権現。
側面に坪内中とあるこれは尾らしき文字が残っているので、
足尾神社かもしれない。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
札所ではなくて中峠地区の周辺スポット。
51番札所の法岩院からだと、
自転車で4分くらいのところにある中峠の足尾山神社。
庚申塔はなく、
境内社の石祠ばかりだけど初めての神社も出てきたのでそれはそれで興味深いものがあった。
ここで何よりも印象に残るのは石造物ではなく、
奉納された靴や草履や雪駄や松葉杖が社殿右外壁に掛けられている光景だった。
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