スマホで遠くのものをもっと大きく撮りたい!そんな時にお勧めなのがスマホ用望遠レンズ!

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

iPhoneでもっと遠くのものを大きく撮りたい!

手賀沼のハクチョウ

例えばiPhone 11 Proのカメラは1200万画素、6枚構成レンズ、光学手ブレ補正を搭載しているからそれなりに画質は良い。でも、もっと遠くのものを大きく撮りたい!と思うことがよくある。

ポタリングをしていて鳥を見つけた時や仕事の帰り道に月がキレイな時なんかがそうだ。特に最近は鳥を眺めるのが少し楽しくなってきているから猶更だ。

双眼鏡+スマホ

ミラーレスのカメラと望遠レンズはあるんだけど、ポタリングや仕事には持って行かない。そうなるとスマホで撮れたらとても良いわけで。

方法としては、双眼鏡を購入して、そこにiPhoneを取り付けるという方法があるのだが、双眼鏡購入となるとあまり安価なものは購入したくない。

その上スマホを取り付けるアタッチメント・ガジェットも必要になる。そうなるとそれなりに費用が掛かりそうだ。

それで、あれこれ調べているうちにこれが良いかなと思ったのが、双眼鏡はニコンの『MONARCH 7 8×42』、ガジェットは『SNAPZOOM II』。

でも両方で5万円だもんな。バード・ウォッチングが趣味になれば購入だけど、まだそこまでではないし、飽きるかもしれないし…。

それに、ちょっとこの5万円って出費は今はかなり痛い(といいつつお酒を少しの間控えれば済む話なのだが…というのはどうでも良い話)。

クリップ・レンズ+スマホ

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

というわけで、まあいずれは購入してしまう気がしないでもないが、その前にもう少し簡単な方法はないかな?ということで調べてみると、スマホに直接取り付ける望遠レンズを発見。

選択肢は価格も含めて結構あったが、結局手に入れたのは、ケンコー・トキナーの『リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t』というもの。

これは望遠レンズを直接iPhoneのカメラのレンズにクリップで取り付けるというとてもシンプルなもの。

価格は4,015円だから、万が一失敗しても大ダメージとまではいかないだろうってことで、ネットでポチってみた。

今回の記事は、そんなクリップ・レンズがどんなものなのか?果たして使用感はどうなのか?実際に撮影した写真の写りはいかがなものか?などなどを具体的に紹介していこうと思う。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

箱と内容

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

到着した箱はまあどうでも良いがこんな感じ。表だけでどういうものか?がすぐわかるという意味では秀逸。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

裏は他のクリップレンズも紹介されていて物欲を刺激する。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

蓋を開けるとこれまたシンプル。レンズとクリップとレンズを拭く・入れるもの。

さっそく取り付けてみよう

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

箱からクリップを取り出す。続いてレンズを取り出す。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

クリップにレンズをねじ込む。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

クルクル回せばすぐに終わる。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

続いてiPhoneに装着。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

ただ挟めば良いだけなのでこれも簡単。そしてネジを回してしっかりと固定。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

でも、これだとスマホのレンズと望遠レンズの覗き口がしっかりと合っているかどうか?がかよく見えない。案の定カメラを起動したらずれていた。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

今度は先にクリップをしっかりとスマホレンズに合わせて固定。望遠レンズの覗き口はスライドできるのできちんと合わせられる。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

ただiPhone11Proの場合レンズの位置の問題で若干クリップがはみ出てしまう。でもまあネジで案外きちんと固定されるので特に問題はない。

その後に望遠レンズをクルクル装着。これで完了だからとても簡単。

それでは写真を撮ってみよう

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

さて、ボクはポタリングの時、スマホは自転車のハンドルに固定している。どうせなら、このクリップレンズを装着したまま固定できると良いかなと思ってやってみたら普通にできた。

もちろんクリップで固定しているだけなので、あまりの凸凹道だとレンズが落ちそうな気がして少し怖いが、実際にそのまま普通に走ってみたが、特に問題はなかった。

なので、撮りたいときに簡単にスマホをハンドルから外してそのまま望遠で写真が撮れるわけで、これはなかなか良い感じなのだ。

それで実際に撮影したのがコレ。殆どが通常のカメラアプリを起動して×2で撮影したものだ。

正直言って画質はやはりもう一歩かな。×2で撮ったから余計にそうだったのかもしれない。

価格からすればそんなものかもしれないけれど、それでも近くに対象を引き寄せて撮れるのはなかなか楽しい。

画質もすごく悪いというわけでもないし、ある意味スマホ画面で見る双眼鏡みたいな役割も果たしてくれるから、すごい写真を撮りたいなら仕方がないが、そこまで出なければこれでも十分楽しめると思う。

どのレンズに装着して撮るべきか?

それはそうと、iPhone11Proには3つのレンズがある。超広角(右)、広角(左上)、望遠(左下)だね。超広角が13mm、広角が26mm、望遠が52mm。

今回はこのクリップレンズを装着したのは広角レンズ。その場合は計算上208mm、望遠の方に付ければ416mmになる計算なのかな?

だったら当然望遠レンズへの装着が良いわけだが、iPhoneの方で勝手に広角レンズを使ってしまって切り替えられないということが起こるようだ。

その場合でもiPhoneのレンズを強制的に切り替える機能があるカメラアプリを利用すれば良いらしいが、今回はそれを知らないまま上の広角レンズで撮ったので、今度そちらも試してみようと思う。

ちなみに、広角レンズに装着して使っている時も、なぜか急に望遠レンズに切り替わってしまったことが何回かあったが、これも同じことなんだろう。この場合は対象を別のところに向けるとまた元に戻ったけど。

というわけで…

思ったよりも楽しかった今回の『リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t』、レンズは光学ガラスにマルチコートを施したものなので、画面の隅にレンズフードやフィルターが黒く写り込んでしまう状態にならないのも良いところ。

画質だって、スマホのデジタルズームで撮ったものとは違って結構鮮明だから、極端に画質にこだわらない方で、スマホでもう少し望遠が…という方であればお勧めできる。

リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t
リアルプロ クリップレンズ 望遠8倍 KRP-8t

そうそう、これってスマホに装着しないで、ねじって繰り出すツイストアップ式のアイカップを接眼部から引き出すだけで8倍の単眼鏡としても使えるという別の魅力もある。美術館で使うと良いかもしれない。

あと、今回はiPhone11Proだったけれど、厚さ30mm以下、端からカメラレンズの中心まで25mmのデバイスだったら他のスマホでちゃんと対応しているとのことだ。

データ

倍率8倍
画角10.6°
コーティングフルマルチコート
レンズ構成4群6枚
プリズムタイプダハプリズム/BK7
対物レンズ径20mm
ひとみ径2.4°
アイレリーフ8.5°
装着強化クリップ(マウントM17×1.0mm)
サイズ90×31mm
重さ59g
付属品クリップ・ポーチ・レンズクロス

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