手賀沼彼岸花

手賀沼彼岸花2021

彼岸花

手賀沼彼岸花2021

毎年手賀沼沿いに咲く花の1つに、
曼殊沙華がある。

手賀沼彼岸花2021

学名は『Lycoris radiata(リリコス・ラジアータ)』、
和名の彼岸花の呼び名が一般的なんだろうけどいろいろな地方でいろいろな呼び名がある。

数えたことはないし知らないものもたくさんあるんだろうけど、
かなりの数の呼び名があるみたいだけどマイナスのイメージのものが多い。

手賀沼彼岸花2021

山口百恵の歌に『曼殊沙華』があったが、
あの歌の中では『マンジュシャカ』と唄っている。

手賀沼彼岸花2021

これは、
サンスクリット語の『manjusaka』の音写なんだろう。

手賀沼彼岸花2021

ちなみに、
意味は『赤い花』だそうだ。

手賀沼彼岸花2021

釈迦が法華経を説かれた際、
これを祝して天から降った花(四華)の1つが曼珠沙華。

手賀沼彼岸花2021

法華経では、
曼珠沙華は天上の花という意味もある。

葉と花を同時に見られない彼岸花

手賀沼彼岸花2021

彼岸花は、
花が散らないと葉っぱが出てこない。

花が咲いている間は葉っぱがなく、
葉っぱがある時は花がない。

手賀沼彼岸花2021

正岡子規が、
執拗にそのことを句に詠んでいるのが面白い。

葉も花にさいてや赤しか曼珠沙花
葉も花になってしまうか曼珠沙花
秋風に枝も葉もなし曼珠沙花
ひょつと葉は牛がくふたか曼珠沙花
葉もなしに何をあわてゝ曼珠沙花

正岡子規

2021年手賀沼彼岸花

手賀沼彼岸花2021

そんな彼岸花の見頃が、
近付いている。

手賀沼彼岸花2021

手賀沼北側のサイクリングロード『手賀沼自然ふれあい緑道』、
その曙橋から手賀大橋の間の道沿いにはいくつも彼岸花がかたまりで見られる場所がある。

手賀沼彼岸花2021

この彼岸花の群生が、
ありがたいことに『一球会』が毎年球根を植えて咲かせているようだ。

手賀沼彼岸花2021

まだまだ咲いていない場所も多いが、
既に咲き揃っている場所もある。

手賀沼彼岸花2021

赤だけではなくて、
白いものもある。

手賀沼彼岸花2021

南側の遊歩道にも、
自然のものなんだろうか?所々咲いている場所がある。

手賀沼彼岸花2021

いずれにしても、
自転車を走らせているとあちこちで見られる彼岸花。

手賀沼彼岸花2021

今の時期だけしか見られないが、
それで季節を感じることができるのだ。

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