筑波鉄道筑波線
かつて、
茨城県の土浦駅と岩瀬駅を結んでいた『筑波鉄道筑波線』という路線があった。
路線距離は、
40.1km。
駅の数は、
20近く。
最盛期の1960年頃は、
土浦駅から筑波山観光拠点の筑波駅まで急行列車が走っていた。
行楽シーズンには上野駅や日立駅から、
国鉄の客車列車も筑波駅まで乗り入れていた。
そんな大正7年(1918)に開業したこの路線も、
国鉄が分割民営化された昭和62年(1987)4月1日に70年近い歴史に幕を下ろし廃線となってしまう。
つくばりんりんロード 筑波休憩所
その廃線跡40キロあまりを利用したのが、
自転車専用道『つくばりんりんロード』だ。
廃線跡とはいえ、
始点と終点がそれぞれJR駅( JR常磐線土浦駅とJR水戸線岩瀬駅)に隣接しているのでアクセスは良い。
かつてのホームを利用した休憩所が途中にいくつかあるのだが、
先日『筑波駅』だった筑波休憩所から『真壁駅』だった真壁休憩所までを走ってみた。
筑波駅は、
今ではつくバスのターミナル『筑波山口』として機能している。
そこにあるのが筑波休憩所で、
無料駐車場に車を停めておき自転車でりんりんロードを走ることができる。
松屋製麺所
とはいえ先ずは腹ごしらえ、
すぐ近くにある『松屋製麺所』へ。
ここは、
元々大正時代に建てられたみやげ物屋『松屋』。
屋号『松屋』をそのままもらい、
地元職人の技術により大正時代に造られた梁や土壁や碍子の電線などをできるだけ崩さずリノベーションしたようだ。
特徴的な屋根看板も、
形状・基底材ともにそのまま活用していてなかなかステキな外観になっている。
暖簾が2つ、
製麺所とらーめん。
製麺所から入ると中は繋がっていて
正面には持ち帰り用のらーめんやスープなどが並んでいる。
その奥には麺を打つところ、
小麦粉の袋が店内に積み上げられている。
店内ではらーめんを食べることも可能で、
ここでは『試食部』というらしくカウンター席が6席ほど。
基本メニューと本日の日替わりがあり、
この日の日替わりは『つけめん(900円)』と『ねぎそば(850円)』。
基本メニューは、
こんな感じ(価格は税込)。
●らーめん(試食用 小盛 ねぎのみ) 550円
●松屋らーめん 700円
●味玉らーめん 800円
●チャーシューらーめん 850円
●たまごかけご飯 250円
●焼豚ご飯 300円
●厚切りちゃーしゅー 500円
●瓶ビール 550円
●コーラ・黒ウーロン茶 200円
さて、
どれを注文しようか?
これから自転車で走るし、
まだ10時過ぎくらいだったので小盛の『らーめん』を注文。
果たして味はどうなのかな?
とスープを先ず飲んでみるとこれがかなり好みで美味しい。
麺もコシが強く、
もちもちつるつるの食感で旨い。
この麺は、
つくば生まれの小麦粉ユメシホウを含む国産小麦100%を使用したもの。
それに水・塩・かんすいのみで作られる、
生粋の生めんなのだ。
小盛だったのでペロリで、
もう1杯食べたくなる美味しさ。
出発前に食べるには、
量もちょうど良い感じ。
自転車で走って帰る時に再び訪れて、
持ち帰りらーめんを購入した時には既に本日の有料試食は終わっていた。
食べるなら、
早い時間の方が良いということだね。
ちなみにお持ち帰りらーめんの種類は、
いつも同じとは限らないかもしれないがこの日は確か6種類。
●全粒紛麺(中・ストレート)
●松屋らーめん( 中・ストレート)
●手もみちぢれ麺(極太・ちぢれ)
●細めん(細・ストレート)
●さかな香るつけ麺
●汁無し担々麺
購入したのは『松屋らーめんセット』、
5食分の麺に醤油・塩・みそ・屋台のしょうゆからスープを5つ選べる。
実際に家で食べてみたが、
お店で食べたものと殆ど変わらず美味しくいただけた。
HPからお取り寄せもできるので、
きっと注文してしまうに違いない。
松屋製麵所基本情報
●所在地:〒300-4353 茨城県つくば市沼田300番地
●営業時間:7:00〜17:00
有料試食は当日スープが無くなり次第終了
●定休日:水曜日
●アクセス:車…つくば市中心地、土浦市中心地より約30分
駐車場有(4台)
※空いてない場合は筑波休憩所無料駐車場を使うと良い。
バス…つくバス北部シャトル(つくばセンター- 筑波山口)終点
筑波土浦線(土浦駅 – 筑波山口)終点
下車0分
自転車:つくばりんりんロード 起点(桜川市犬田)
終点(土浦市川口)
より約20km(中間地点)
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