
I1 尾形勝義: 線材意識体~石の記憶~

尾形勝義
―尾形勝義: 線材意識体~石の記憶~ 説明パネル
線材意識体~石の記憶~
鉄線
ここ数年制作してきた「線材意識体」は、
あらゆる空間、
モノにより変容していく。
今回、
敷地に積まれた石に注目し、
この場所の記憶をたどってみたい。

第23回我孫子アートな散歩市、
今回も『I 杉村楚人冠邸園』から。
竹林の手前に展示されているのは、
尾形勝義さんの『線材意識体~石の記憶~』。

元々石が積まれているんだけど、
それを使っている。
作品の一部として運び込むには、
かなり大きい石たちだ。

そういう意味では、
ここに展示している意味があるわけで。
昨年は旧村川別荘の竹林に、
この線材意識体が出現していたが今回も竹林の傍だ。

なぜここに石が積まれているのか?
何かに使われていたものなのか?は知らない。
随分昔からあったものなんだろうか?
わざわざ最近ここに運び込むようなことはないだろうからきっとそうなんだろう。

ならばここで石たちは、
さまざまなことを記憶してきたに違いない。
その石を、
線材意識体が覆っている。

石から、
何か読み込めただろうか?
なんて考えていたら、
ナゼか夢読みのことが浮かんできた。

一角獣の頭骨に記録された人の夢を読む、
夢読み。
この石はどんなことを記憶しているだろう?
そしてどんな夢をみてきただろう?

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