
N2 吾妻勝彦

さて、
旧村川別荘の南門から竹林の脇にある階段を上がって行く。

上がり切ると、
正面には母屋がある。
いつ見ても、
元々は我孫子宿本陣の離れだったこの母屋自体とても素敵だ。
外から中を覗くと、
何やら楽し気な作品が並んでいるのが見える。

母屋に入るには、
裏に回る。
入ったところには、
吾妻勝彦さんの作品がいろいろと畳の上に置かれている。

無防備に置かれてるので、
倒したりしないようにそろそろと見て回る。

これら作品には、
タイトルがない。

それぞれ、
別のものなのかな?

いつもなら、
水の館の親水広場に大きな作品が展示されているわけで(今回も同様)。

そのミニチュア版、
みたいな感じ。

これが、
結構見ていて楽しい。

展示場所と作品の違和感を何となく感じはするものの、
それがまた良かったりする。

サイズが異なると、
印象も変わる。

全部で、
その数は9つだったかな?

玄関を入った所に、
4作品。

その奥の部屋に、
5作品。

この大きさだったら、
自分の部屋にも置けるから良いよななんて思ったりする。

思わず持って帰っちゃおうかなんて思ったり…は、
もちろんしなかったけど。

ただ部屋にあるところをイメージすると、
案外悪くない気がした。

ミロやウォーホルのポスター、
ジェームス・リジィの3Dアートやジョージ・ロドリーゲのシルク・スクリーン作品とも調和する感じ。

そうそう、
ここで吾妻勝彦さんの作品集が完成していたことを知ることになる。

どうやら作品集の出版記念トークも行われるみたいだけど、
残念ながらその日は行くことができない。

それでその作品集が一冊、
縁側に置かれていた。

果たして、
ボクの写真が使われたんだろうか?

と思って、
パラパラとページを捲っていく。

これが、
結構ステキなものになっていて。

見ているうちに、
確かこれってそうだよなという写真が掲載されていた。

実際に使われたのか?
についてはデータを送った後はそれっきりだったのでこれを見るまではわからなかったけど。

でもちゃんと使っていただいたみたいで、
まあ良かった良かった。
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