I3 間地紀以子: 「あ」
間地紀以子
―間地紀以子: 「あ」 説明パネル
「あ」
布
「あ」おぞらを、
あげたい。
オリーブ畑と麦畑に。
パレスチナとウクライナに。
Give Them a Blue Sky: Palestrine & Ukraine
澤の家
第23回我孫子アートな散歩市、
今回も『I 杉村楚人冠邸園』から。
展示されている場所は、
園内で最も古い建築物『澤の家』。
楚人冠一家が転移した後も、
楚人冠の母親が住んでいたところ。
「あ」
その澤の家に展示されてるのが、
間地紀以子さんの作品『「あ」』。
大きな布には、
大きな『あ』の文字。
この『あ』は、
どうやら『あおぞら』の『あ』らしい。
あおぞらといっても、
単純に青空ではないだろう。
青空は日常であり、
青空は平和であり。
青空は平穏であり、
青空は無事であり。
青空は願いであり、
青空は祈りであり…。
バックは上下に分かれていて、
上がオリーブ畑で下が麦畑なんだろう。
説明パネルがあるというのは、
改めてとても良いなと思った。
手前には、
戦争の記事の切り抜きがパネルになっている。
ここにも、
Give Them a Blue Sky: Palestrine & Ukraine。
この『Give』に反応して、
ボクの頭の中では『Give Peace a Chance』がグルグルとまわりだした。
ビートルズ解散前の1969年7月にリリースされた、
Plastic Ono Band 名義のシングル。
1969年から55年も経っているのに、
相変わらず関係のない人々まで巻き込む争いは続いている。
まあ55年もとは言っても、
争いの歴史から見ればたった55年ではあるけど。
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