柴崎 石尊宮
新四国相馬霊場75番青龍山医王院東源寺から少し行くと、
角地にあるのが石尊宮。
鳥居の先は、
結構急な石段になっている。
その石段の途中右には、
不動明王像と石碑がある。
不動明王像は、
天明二年(1782年)のもの。
隣の石碑は、
文化二丑六月吉日/大井氏とあるがどういうものなのか?はわからない。
石段を上りきると、
本殿。
敷地はさほど広くなく、
先ほどの2基の石造物以外には特に何も見当たらない。
ただ、
本堂前と脇に刀(おもちゃとか木刀とか)が入れられた箱がある。
ふと東光山医王寺薬師堂(東葛印旛大師第88番)で見た、
錐の奉納を思い出した。
耳に病のある人が寺から授けられた錐を用いて祈願することで病を治して頂くという信仰があり、
病が治ったあかつきには新たな錐を1本添えて2本の錐を御礼奉納していたというものだった。
この刀も、
もしかすると何かの願いが叶ってお礼に奉納したものなのかもしれない。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺のスポットポタリング、
新四国相馬霊場の札所ではなく周辺スポット。
75番青龍山医王院東源寺から少し行った角地にある
柴崎石尊宮をお届けしました。
奉納された刀にはどういった意味があるのか?
はわからないがきっと何か地元に根付いているものなんだろう。
こういった発見は、
やはりなかなか楽しい。
それにしても、
天明二年(1782年)の不動明王像はなんとも素朴な感じで印象に残る。
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