小文間 白山神社(西光院跡) 16・64番

小文間 白山神社 16・64番

道標

新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング
今回は取手市小文間地区から。

第16番と64番札所
小文間 白山神社を訪ねる。

向かう途中の取手東線(県道11号線)から脇道に入るところに、
道標を2基発見。

小文間 白山神社 16・64番

左のものはよく見かけるタイプのもので、
指差し手のあるやつ。

新四國大師道はわかるが、
他の面の文字は殆ど読めない。

小文間 白山神社 16・64番

もう1基は、
安永四年(1775年)一月吉日と側面にあるもの。

小文間 白山神社 16・64番

正面には、
新四國 六拾四番 拾六番 白山…とある。

小文間 白山神社 16・64番

脇道に入って間もなくすると、
また道標

小文間 白山神社 16・64番

これも指差し手のある新四國大師道とあるもので、
大正三年(1914年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

坂を進んでいくと、
やがて西光院跡に到着。

西光院跡

前回出てきた小文間小学校は、
元々この西光院から始まったわけだね。

平成五年(1993年)の西光院由来之碑があったので、
読んでみる。

小文間 白山神社 16・64番

西光院由来之碑

㧕々當山は東谷寺末として享保七年(一七二二 )
東谷寺中興開山第一世祐賢の室永信により
中村家一族の菩提寺として開山され
水白山西光院と号し白山神社を鎮守となす
山号の由来を尋ね見れば古書に曰く
「相馬なる文巻川の辺りに山聳え水清く
 万代も動きなき岩根こりしき
 千世も葉かえめ松杉森々麓に立せるべき故に
 水白山と号したり」と
時移り
明治四年の神仏分離令のため
白山神社は西光院より独立
明治六年四月小文間小學校は当山を教場として創立開校
今この浄地を末代に残さんがため
本尊阿弥陀如来・観世音菩薩を東谷寺に移し
此の地には尊像二体及び大師堂二棟を建立し奉る…

西光院由来之碑
小文間 白山神社 16・64番

入口付近には、
新四國第十六番札所塔

小文間 白山神社 16・64番

これは、
安永四年(1775年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

左は文化八年(1811年)
西国四国秩父坂東百八十八箇所供養塔

小文間 白山神社 16・64番

敷地内いろいろ

小文間 白山神社 16・64番

敷地内には、
あちこちにいろいろある。

先ほどの西光院由来之碑と並んで、
明治二十二年(1889年)茶堂供養塔と不明の碑。

小文間 白山神社 16・64番

道標が、
いくつか。

指差し手の下に、
成田山とあるもの。

小文間 白山神社 16・64番

指差し手と、
新四國大師道とあるもの。

小文間 白山神社 16・64番

指差し手と、
戸田井渡〇近路とあるもの。

小文間 白山神社 16・64番

万人講奉納
手水鉢

こちらは、
両脇は不明だが真ん中には明治二十五年(1892年)弘法大師供養碑

小文間 白山神社 16・64番

大正十二年(1923年)
浅草金剛寺とある石碑。

小文間 白山神社 16・64番

大正四年(1915年)
香炉

小文間 白山神社 16・64番

阿弥陀如来像と、
観世音菩薩像

小文間 白山神社 16・64番

覆い屋

覆い屋があり、
そこにもいろいろ。

向かって右から、
不動明王

小文間 白山神社 16・64番

これは、
安政五年(1858年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

下は、
矜羯羅童子制吒迦童子かな?

小文間 白山神社 16・64番

次が、
三峯山大権現

小文間 白山神社 16・64番

これは、
文二年(1862年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

次が、
稲荷大明神

小文間 白山神社 16・64番

これは、
文化七年(1810年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

次が、
道祖神

小文間 白山神社 16・64番

これは、
安政三年(1856年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

そして、
昭和九年(1934年)馬頭観世音

小文間 白山神社 16・64番

16番・64番

そして、
2つ並んだお堂。

どちらも、
新四国相馬霊場の大師堂だ。

小文間 白山神社 16・64番

左が、
64番

小文間 白山神社 16・64番

彫刻が、
なかなか素晴らしい。

小文間 白山神社 16・64番

中は、
こんな感じ。

右にあるのが、
16番の大師堂

小文間 白山神社 16・64番

白山神社

西光院跡の右上の方に、
白山神社がある。

鳥居周辺

小文間 白山神社 16・64番

まず、
昭和十三年(1938年)の鳥居がある。

小文間 白山神社 16・64番

扁額には、
白山大神

小文間 白山神社 16・64番

鳥居周辺には、
埋まっているけどお馴染みの新四國札所塔

小文間 白山神社 16・64番

これは、
安永四年(1775年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

この年の札所塔は、
他でもよく見掛けるやつだね。

小文間 白山神社 16・64番

鳥居の先には、
青面金剛塔

小文間 白山神社 16・64番

これは、
宝暦五年(1755年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

餓鬼の左手が、
何となく面白い。

小文間 白山神社 16・64番

並んで、
文字青面金剛塔

小文間 白山神社 16・64番

これは、
享和四年(1804年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

そして、
二十三夜月輪塔

小文間 白山神社 16・64番

こちらは、
天保十三年(1842年)のもの。

小文間 白山神社 16・64番

先には手水舎があって、
宝暦九年(1759年)の手水鉢

小文間 白山神社 16・64番

階段近くには、
文政十年(1827年)不明の石祠

小文間 白山神社 16・64番

境内

そして、
階段を上がる。

小文間 白山神社 16・64番

奉造立までは読める、
多分延宝六年(1678年)の不明塔灯籠の一部か。

小文間 白山神社 16・64番

こちらは嘉永三年(1850年)かな?
水神宮石祠

小文間 白山神社 16・64番

あとは、
不明の石祠

小文間 白山神社 16・64番

社殿の右側には、
2つの祠

手前が、
水神宮

小文間 白山神社 16・64番

中を覗かせて頂くと、
こんな感じ。

小文間 白山神社 16・64番

奥は、
稲荷神社

小文間 白山神社 16・64番

こちらの内部は、
こんな感じ。

小文間 白山神社 16・64番

社殿左手にも、
祠がある。

小文間 白山神社 16・64番

こちらは、
天満宮

小文間 白山神社 16・64番

そして、
社殿

小文間 白山神社 16・64番

奥には、
本殿が見える。

小文間 白山神社 16・64番

回り込むと覆屋の網目越しだが、
なかなか素晴らしい彫刻が見られる。

小文間 白山神社 16・64番

この彫刻は、
若かりし後藤縫殿之助の手によるものらしい。

小文間 白山神社 16・64番

後藤縫殿之助は、
以前に東 八坂神社 3番でその名前は出てきている。

胴羽目板絵の題材は、
右壁が天狗と牛若丸

小文間 白山神社 16・64番

左壁は、
菊慈童と玉依姫

小文間 白山神社 16・64番

背面は、
八俣の大蛇退治

小文間 白山神社 16・64番

これは、
なかなか見応えがある。

というわけで…

今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
取手市小文間地区から。

新四国相馬霊場第16番と64番札所がある、
小文間 白山神社(西光院跡)を訪ねた。

大師堂が2つ並んでいるが、
庚申塔をはじめとした石造物もまたいといろあちこちに並んでいる。

更に本殿の彫刻は、
必見である。

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