
手賀沼には鳥がいっぱい

鳥ポタリング

手賀沼周辺を自転車でぶらぶらしていると、そんなに意識しなくても、鳥たちの鳴き声が耳に届く。その鳴き声を聞きながらのポタリングはとても気持ちが良いものだ。
そして自転車で走っていても、意識をすると随分とたくさんの鳥たちの姿を見ることができる。いつも必ず見掛けるのはコブハクチョウだ。
ただ、全然鳥については詳しくないので、見つけたところでその種類は殆どわからない。
コブハクチョウと我孫子市の鳥で手賀大橋のアンダーパスの壁画にも描かれているオオバンくらいはわかる。あとは時々見かけるキジもわかる。
例えば、あれはカモなんだろうなはわかる。そしてあっちのカモとこっちのカモだと種類が違うんだろうなというのも少しはわかる。ただあれは〇〇という種類だなはわからないのだ。
かつて手賀沼周辺は有名な雁・鴨の猟場だった

ところで、昔々はカモだけでももっともっとたくさん見られたようだ。
かつて手賀沼周辺は有名な雁・鴨の猟場で、江戸時代は江戸庶民の冬場の好物『鴨鍋』や高級なお歳暮品の『鴨番』鴨は、この手賀沼から出荷されていたそうだ。
明治時代から昭和17年(1942)までは狩猟を管理する組合もあって、組織的なカモ猟も行われていて、流しもち網猟や張り網猟といった伝統的な狩猟が行われていたという。
確か大正時代の調査では、なんと40万羽のカモ類がいたという話を以前図書館で見た本の中に書いてあった。

それが今では数千羽になってしまったのだ。仕方がないで済ませるような話ではないが、それが現実なのだ。
それでも、今でもそれなりにカモの姿はあちこちで普通に見かける。
いずれは滅多に見られなくなったりするのだろうか。そうならないようにしたいものだ。
手賀沼公園ふれあい岸辺の鳥たち

それで、以前はそんなに興味がなかったのだが、最近は鳥たちを発見すると、ついペダルを漕ぐのを止めてしばらく見ていたりするようになった。

多分、手賀沼公園の『ふれあい岸辺』と呼ばれる100メートルくらいの親水護岸で、間近に鳥たちを見るようになってからかもしれない。

これが見ていると案外楽しいのだ。

ある程度慣れているからかもしれないが、かなり近くで見ることができる。

それにエサを獲るのに水に逆立ちして潜ってみたり、みんなで連れ立って岸に上がって道を挟んだ場所で草を啄んだり、道でゆったりと休憩していたり、まあ見ていて飽きない。

それをベンチに座って何度か見ているうちに、何となく興味を持ったという感じだ。

よくバズーカのような望遠レンズを付けたカメラを水辺に向けている方を見掛けるが、きっと鳥も撮ったりするのだろう。

それも結構楽しそうだし、双眼鏡で覗いている方も、ちょっと面白そうだと最近は思うのだ。

どちらにしても、もしそこに足を踏み入れることになれば、道具から入るタイプなので散財しないように気を付けようと思っている。
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