天王台地区
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング、
今回は我孫子市東我孫子地区から。
天王台地区はこんなところ
天王台地区はJR常磐線駅名が我孫子市大字柴崎字天王裏から天王台駅と名付けられたことから、
駅名を引用したものらしい。
天王台駅は当初新我孫子駅の仮称だったけど、
東我孫子駅との混同を避けるために天王台としたようだ。
天王台地区 MAP
地図だと、
こんな感じ。
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
その天王台地区にある周辺スポットということで天王台東児童公園の道標。
新四国相馬霊場八十八ヶ所28番札所、
高野山 最勝寺からなら自転車で8分くらいのところにある。
東公園の道標
公園自体は、
どこにでもある普通の公園。
ただ道路脇に、
4基の道標が保存されている。
昭和五十二年(1977年)、
経過説明碑がある。
この石碑は道標を兼ね、
我孫子市経過説明碑
交通安全のお守りとして、
古来旅人と住民に深く親しまれ、
下ケ戸字笹山一一四ノ一番
岡発戸字原一一五八ノ二番地先(現)の旧成田街道と分岐する布施道T字路傍に建立されてありましたが、
天王台土地区画整理事業のため、
現在地に移転し再建したものです。
すべてがすべて、
このように保存するのは難しかったのかもしれない。
でも、
こんなふうに移転再建したことは本当に素晴らしいことだと思う。
多くの失われてしまった石造物がある中で、
ちゃんと残されていることは嬉しい限りだ。
経過説明碑の隣にあるのは、
文化六年(1809年)のもの。
布施〇才〇通路、
とある。
その右には、
成田山道標。
成田山八里、
とある。
側面には、
武州幡羅群・奈良群・発願主寶壽寺・中山道熊谷講中とある。
後方2基のうちの1基は、
昭和十年(1935年)のもの。
岡発戸ヲ経テ湖北布佐方面二至ル、
高野山ヲ経テ我孫子松戸方面二至ルとある。
こちらは、
右我孫子松戸ヲ経テ・右布佐木下ヲ経テ…とある。
いずれにしても昔々はせいぜい簡単な紙の地図くらいしかなかったろうから、
その時代の人々には欠かせない道標だったのだろう。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺のスポットポタリングは、
我孫子市天王台地区。
新四国相馬霊場八十八ヶ所札所28番の高野山 最勝寺からだったら、
自転車で8分ほどで行くことができる天王台 東公園内に保存されている道標4基。
これ以外にはなにもないが、
移設再建されてきちんと保存されていることは素晴らしいことだ。
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