高野山 最勝院 27番

高野山最勝院

高野山 最勝院 27番

新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング
今回は我孫子市高野山地区から。

この高野山地区にある新四国相馬霊場札所は、
最勝院27番

概要

高野山最勝院

真言宗豊山派 興旭山 最勝院は、
天正二十年(1592年)に創建したと伝えられる。

高野山最勝院

その後、
寛保元年(1741年)祐意和尚が開祖となり中興開山したという。

高野山最勝院

文化七年(1810年)3月29日
ここに小林一茶が立ち寄ったらしい

高野山最勝院

高之山村に四国廿七番の観音うつして参詣有。
是を新四国道場といふ。
庭に大桜有。

小林一茶 七番日記

ここに出てくる庭の大桜は、
ここにあった三幹の桜樹。

今ではもうその桜の木はなくて、
昭和四十年(1965年)頃に枯れてしまったみたいだ。

最勝院横(正面左)の道路脇の大師道道標と大師堂

そういえば、
最勝院横(正面左)の道路脇に大師道道標と大師堂があった。

もちろん、
こちらは札所ではない。

ただ、
中に祀られているのは弘法大師

個人の大師堂なんだろうか?
謎だ。

最勝院の石造物

入口左手には、
玉垣に囲われた文化十年(1813年)待道大権現

さて、
門を入って右には新四國大師堂・新四國廿七番の標石。

高野山最勝院

その隣には、
2基の石仏

高野山最勝院

手前が、
貞享元年(1684年)の如意輪観音塔

奥が、
文政八年(1825年)の子育地蔵

先へ進むと、
右手には宝暦十二年(1762年)の六地蔵

胸前面には、
金剛願地蔵・金剛宝地蔵・金剛悲地蔵・金剛幢地蔵・放光王地蔵・預天賀地蔵と書かれた前掛け

その奥には、
元文四年(1739年)の十九夜如意輪観音塔

27番

さて、
ここ最勝院は新四国相馬霊場札所27番

大師堂は、
こんな感じ。

高野山最勝院

右脇には、
四國八十八ヶ所の指差し付道標

高野山最勝院

この大師堂は、
昭和三十七年(1962年)の改築

高野山最勝院

棟札には、
佐藤鷹蔵の名前があるらしい。

どこかで見たことがある名前だなと思ったら、
この方は旧村川別荘新館にあるバーナード・リーチがデザインした三角椅子をつくった人だね。

お堂の中には、
2基の弘法大師像

この最勝院には、
寛永八年(1631年)一石五輪塔があるらしいが墓石なのでスルーした。

というわけで…

今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
高野山地区から。

新四国相馬霊場八十八ヶ所札所の1つ
27番最勝院

特にたくさんの石仏があるわけでもなく、
見どころはそんなにはない。

ただここの大師堂が、
我孫子の名大工佐藤鷹蔵によるものだったとは知らなかったのである意味必見ではある。

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