島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

G 島田忠幸: 帰ってきたバイソン

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

島田忠幸
帰ってきたバイソン

アルミ

バイソンは肩が高いほうが敵に襲われづらく、
雌にもてるという。
肩が高いとは、
脊柱が弓形に湾曲していると思っていたが、
そうではなく胸椎に絡むじん帯が支えていた。
そんな肩に興味を抱き、
脊柱が見えるバイソンを作りました。

―島田忠幸: 帰ってきたバイソン 説明パネル
島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

第23回我孫子アートな散歩市、
今回はアビスタの館内1Fに展示されている島田忠幸さんの『帰ってきたバイソン』。

鳥の博物館と道を挟んだ駐車場にある作品、
ジャイアントモア=『安美湖をもとめて』もこの方の作品。

我孫子市市制50周年で開催した、
2020年の『我孫子動物彫刻展 島田忠幸 プリニウスの動物たち』がこの方の作品を見たはじまり。

今回は、
バイソンなんだな。

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

2016年にオバマ大統領はバイソン遺産法(National Bison Legacy Act)を成立させて、
国を象徴する動物として『国の哺乳類』に指定した。

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

かつてバイソンは北米大陸に何千万頭もいたけどヨーロッパ人が北米大陸を植民地化、
大量殺戮したことで1870年代には絶滅寸前の500頭前後まで減少したらしい。

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

ただ20世紀初頭に始まったバイソンの保護活動が続けられ、
現在は50万頭前後まで増えている。

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

ところが2022年学術誌『scientific reports』の論文では、
全ての個体に家畜ウシのDNAが僅かに含まれていたことが発表されている。

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

持ってるとは言っても、
僅か0.24%みたいだけど。

島田忠幸: 帰ってきたバイソン 第23回我孫子アートな散歩市–G

それにしてもこの作品、
脊柱が見えるバイソンというあたりが面白い。

今泉岐葉: 夢降る里

今泉岐葉: 夢降る里 第23回我孫子アートな散歩市–G


そういえば、
同じくアビスタ1Fのこのバイソンが展示されている側とは反対側にはこんな作品。

樂書家である今泉岐葉さんの『夢降る里』で、
アビスタ前で実際にこの作品を書くパフォーマンスがあったようだ。

今泉岐葉: 夢降る里 第23回我孫子アートな散歩市–G

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