
新木地区 香取神社
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング、
今回は我孫子市新木地区から。
周辺スポットということで、
新木 香取神社。
我孫子市にある三つの香取神社のうちの一つで、
あとの2つは既に出てきている緑と高野山の香取神社。
新木地区77番札所の葺不合神社からなら、
自転車で4分ほどで到着。
概要

新木香取神社の創建年代は、
不詳。

ただ、
河村出羽守(1500年代)が当地の鎮守として奉祀したのではないかという。

本殿は、
石積の高い基壇上に建っていて手前には灯籠が二対。

階段を上ると、
古い台座の上にはまだ新しい狛犬が一対。


この本殿は、
昭和二十一年(1946年)にもとの湖北小学校にあった奉安殿を移設し本殿としたものだそうだ。

ちなみに奉安殿は、
戦前に御真影(天皇・皇后のお写真)と教育勅語を納めていた建物のこと。

そのあたりの経緯は、
香取神社重修記念碑に書かれている。

鳥居手前と参道の石造物
鳥居手前には、
伊勢参宮記念碑や伊勢太々供養塔。


参道脇の一ヶ所に、
いろいろと並べられているところがある。

1番左は、
鹿嶋大神宮石祠。

文だけ読めるので、
文政か文化年間のものだろう。

次が宝暦六年(1756年)、
水神宮の石祠。

左側面には、
宝暦六丙子天四月吉日 新木村別當地蔵。

右側面には、
相馬郡芝原村 導師龍泉寺とある。

次は、
不明の石祠だけど正面にこれも別當地蔵院とあるのがわかる。

時代は天〇六〇二月吉日とあるので、
天保あたりなのかな。

更に、
元禄十年(1698年)の不明の石祠。

正面に〇明神 元禄十年(丁丑)天 〇月吉日 、
そしてまたもや導師龍泉寺…新木村別當地蔵院とある。

そして香取神社の寺号塔に、
庚申待と奉納した方々の名前が刻まれた手水鉢。


本殿裏の石造物
本殿裏の方にも、
いろいろ。
百度石 ご即位記念碑と刻まれたものと敷石寄附連名と寄附者のお名前が書かれたもの、
不明の石祠。


天保三年(1832年)、
疫瘡神碑。

不明の石祠だけど、
随分きちんと祀られている。


そして、
天神宮。

というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
札所ではなくて新木地区の周辺スポット。
我孫子市にある三つの香取神社のうちの一つで、
あとの2つは既に出てきている緑と高野山の香取神社。
新木地区77番札所の葺不合神社からなら、
自転車で4分ほどで到着。
導師龍泉寺…新木村別當地蔵院、
と刻まれているものがいくつかあったが本来はそちらにあるべきものなのだろうか?
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