根戸 妙蓮寺

根戸 妙蓮寺

根戸 妙蓮寺

新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング
今回は我孫子市根戸地区から周辺スポット

前回の白山社跡から、
100mくらいのところにある妙蓮寺

概要

日蓮宗頂経山妙蓮寺は、
我孫子市内唯一の日蓮宗寺院

日念聖人が開山となり、
建武元年(1334年)頃に創建したという。

入口 石像物

根戸 妙蓮寺

入口には先ず右に平成五年(1993年)日蓮宗 南無妙法蓮華経とある山号塔
左には平成十五年(2003年)立教開宗七百五十年慶賛記念とある社寺関係碑

根戸 妙蓮寺

その奥は昭和三十七年(1962年)の門柱があり、
右は頂経山で左は妙蓮寺

根戸 妙蓮寺

妙蓮寺の門柱前には、
元治元年(1864年)題目塔

根戸 妙蓮寺

正面には南無妙法蓮華経
側面には南無高祖日蓮大菩薩とある。

根戸 妙蓮寺

塀際には大正十五年(1926年)
妙法馬頭観世音/妙法弁財天とある石塔

根戸 妙蓮寺

三卯歳とあるから、
慶応三年(1867年)のものだろう。

根戸 妙蓮寺

三十番神宮稲荷大明神
と刻まれた石祠

根戸 妙蓮寺

清正公堂

中に入ると、
左手には熱心な日蓮宗徒・加藤清正を祀った文政七年(1824年)頃創建清正公堂がある。

根戸 妙蓮寺

手前には、
昭和六年(1931年)建立とある題目塔

根戸 妙蓮寺

正面には、
奉唱題弐拾万遍供養塔

根戸 妙蓮寺

右側面には、
宗祖六百五十遠忌報恩謝徳

根戸 妙蓮寺

左側面には、
後五百歳中廣宣流布

境内 石造物

根戸 妙蓮寺

山門を入ると右手は墓地になっており、
正面が本堂

根戸 妙蓮寺

左手には、
元文三年(1738年)題目塔がある。

根戸 妙蓮寺

題目塔正面は南無妙法蓮華経
右側面には頂経山妙蓮寺

根戸 妙蓮寺

左側面には為参詣一千ヶ寺先祖…
後ろには元文第三龍集戌午十月日とある。

根戸 妙蓮寺

先には、
年紀なしの手水鉢。

根戸 妙蓮寺

灯籠は、
昭和五年(1930年)修繕とある。

台座は、
もっと古いものなんだろう。

根戸 妙蓮寺

奥に見えるのは、
年紀なしの七層塔

根戸 妙蓮寺

京の名工仁阿弥道八作の陶製仁王像

そういえばこのお寺には、
京の名工仁阿弥道八作の陶製仁王像がある。

説明板があったので、
読んでみる。

根戸 妙蓮寺

我孫子市指定文化財
仁阿弥道八作の「陶製仁王像」

陶製仁王像は、
阿形像・吽形像の二躰です。
像の高さは阿形像が三十・五cm、
吽形像が三十一cmです。
両像は手びねりによりつくられており造形は力動感にあふれ、
仁王のいかめしい姿が巧みに表現された作品です。
顔の表情も仁王らしくいかめしいなかにも柔和な表情をみせており、
江戸末期の名工「仁阿弥道八」の作を窺わせます。
両像とも背面の裾に「道八」の箆書銘をみることができます。
仁阿弥道八(一七八三・天明三年〜一八五五・安政二年)は京都の陶工高橋家の二代目で、
伝世している作品の多くは茶の湯道具ですが、
彫塑作品も多数みられます。
道八の巧妙な作陶技術から生み出された彫塑作品のなかには、
寿老人などの置物、狸や猫などをかたどった手焙から根付などの小品まで表現豊かな作品が数多くあります。
また彫塑作品の場合、
立体感を出すためか他の作品とは胎土をかえており、
焼成温度も低く抑えているようです。
道八は初代から続いた粟田口窯を代を継いで七年後の一八一一年(文化八年)五条城に移し、還暦のとき三代道八に家督を譲って隠居し、
伏見に桃山窯を開き作陶を続けています。
仁阿弥の号については、
一八二五年に仁和寺から法橋に叙せられて「仁」の字を、
また醍醐寺三宝院から「阿弥」の称を賜わったと伝えられています。

平成十三年十月に、我孫子市指定文化財として指定されました。

平成十四年一月

妙蓮寺
我孫子市教育委員会

陶製仁王像 説明板
根戸 妙蓮寺

写真もあったけれど、
やはり実物を見てみたいものだ。

というわけで…

今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
周辺スポットということで根戸地区。

前回の柏市根戸地区の白山社跡から、
東に100mほどのところにある我孫子市根戸地区の日蓮宗頂経山妙蓮寺

ここは、
我孫子市内唯一の日蓮宗寺院

題目塔が多く、
それ以外はあまりない。

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