柴崎 円福寺
さて、
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング。
今回は、
我孫子市柴崎地区の55番札所の円福寺。
お隣柴崎神社と円福寺の間にある庚申塔
柴崎神社の前の道に、
2基の庚申塔がある。
左が、
文化六年(1809年)文字青面金剛塔。
右が、
文政九年(1826)庚申冢
その先に、
今回の円福寺への階段がある。
階段手前には、
新四國五十五番の標石。
右側面には南無大師遍照金剛と共に
安永〇〇申年とあるので安永五年(1776年)のものか。
左側面は、
為二世安樂の文字。
指差しの手が上に彫られている、
大師道標もある。
概要
階段を上がっていくと、
昭和六十二年(1987年)に改新築された本堂が見えてくる。
真言宗豊山派 羽黒山 円福寺は過去帳元和2年(1616年)書入れにより、
江戸時代初期創建ではないかという。
また、
柴崎神社(羽黒妙見社)の別当だったという。
脇入口の道標
右手にも入口があり、
そこにも標石があってこちらは天保十一年(1840年)のもの。
右側面には、
豫洲大積山寫/南無大師遍照金剛。
左側面には、
待道講女人為安産再〇之。
この近くの道路脇にも、
新四國大師堂とある大正三年(1914年)の指差しのある道標。
更に中に入るとまた道標が、
同じようにある。
境内の石造物
境内左には、
見ておきたい石仏がある。
享保三年(1718年)、
髑髏環持の青面金剛塔。
更に、
元禄十五年(1702年)天蓋付の十九夜如意輪観音塔。
享保十四年(1729年)、
百堂(念仏)塔。
元禄六年(1693年)、
十九夜如意輪観音塔。
元禄八年(1695年)、
庚申(帝釈天)塔。
3つのお堂
お堂が、
3つ並んでいる。
左が、
不動明王。
真ん中が、
鯖大師。
55番
そして左が、
55番大師堂。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺のスポットポタリングは、
柴崎地区。
2つある札所のうちの1つ、
柴崎神社の隣にある新四国相馬霊場55番羽黒山円福寺。
元禄・享保時代の古い石仏に、
不動明王堂や鯖大師堂や大師堂と小ぶりの境内だけどなかなか充実した場所だった。
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