五條谷稲荷神社と不動堂東葛印旛大師第36・57番ポタリング

東葛印旛大師第36・57番

東葛印旛大師88ポタリングこれまでと今回

さて、
東葛印旛大師88ポタリング

今のところ訪れたのは、
キッカケの柏地区呼塚の常夜燈以外は全て旧沼南地域。

・手賀地区
  札所6・掛所2
・布瀬地区
  札所4・元札所1
箕輪地区
  札所4・元札所1
・片山地区
  札所1
・鷲野谷地区(含染井入新田地区)
  札所6・元札所1
・泉地区
  札所4・掛所3
柳戸地区
  札所2・掛所1・元札所1
・岩井地区
  札所2・掛所1・元札所1
若白毛地区
  札所3・元札所1
大井地区
  札所2・元札所1

その旧沼南地域17地区のうち、
10地区一区切り

まわった札所は33・元札所7・掛所7
となる。

それで今回は、
旧沼南地域の17地区の内の11地区目になる五條谷地区

ここは、
箕輪地区の下で若白毛地区の左

地図だと、
こんな感じ。

この五條谷地区には、
東葛印旛大師の札所が2つ元札所が1つある。

五條谷地区
  ①不動堂 36・57番札所
  ※稲荷神社 元57番

ただ周辺にはそれ以外の見どころは、
特にないと言って良いだろう。

沼南の歴史をあるく43 稲荷神社と不動堂

沼南の歴史をあるく43稲荷神社・不動堂

船取線(千葉県道8号船橋我孫子線)沿いにあるのが、
沼南の歴史をあるく43の稲荷神社と不動堂だ。

ここでも、
沼南の歴史をあるくではなく沼南町の…になっている。

沼南の歴史をあるく47 福満寺・香取神社も、
白い標柱には沼南町の…になっているので40番代からこうなのかもしれない。

ちなみに船橋我孫子線なのに船取線と呼ぶのは、
昔は千葉縣道船橋取手線だった名残りみたいだ。

沼南の歴史をあるく43稲荷神社・不動堂

五条谷地区の鎮守である稲荷神社は、
穀物の神であるウガノミタマノミコトを祀っています。
奥にある不動堂は大井の福満寺に属していますが、
昭和四十八年青年館として改築され本尊不動堂は館内に祀られています。

沼南の歴史をあるく43 稲荷神社と不動堂

ウガノミタマノミコト

日本神話に登場する女神で、

古事記では宇迦之御魂神、

日本書紀では倉稲魂命。

宇迦は穀物・食物の意味。

庚申塔など

五條谷地区庚申塔

この沼南の歴史をあるく43稲荷神社・不動堂の白い標柱の脇に、
庚申塔などが並んでいる。

右から享和二年(1802年)
青面金剛王塔

次はかなり剥離が酷い、
天保十年(1839年)面金しか読めないが青面金剛王塔だろう。

道標にもなっていて、
左大嶋田/右大井みちと読める。

その次は、
全く読めない。

五條谷地区庚申塔

続いて、
文政元年(1818年)の青面金剛塔

次は、
不明の石塔

そして、
寛政六年(1794年)の青面金剛塔

五條谷地区庚申塔

こちらも右大井/左大嶋田の道標にもなっている、
弘化四年(1847年)の青面金剛塔

次はわかりにくいが、
多分青面金剛像だろう。

その次も剥離が進み過ぎて、
何だかわからない。

五條谷地区庚申塔

次は崩れているけど、
宝永五年(1708年)/誉願は読める不明のもの。

そして、
文化八年(1811年)の宝馬が付いている馬頭観音塔

いずれにしても、
あまり状態が良いものがないのは残念な感じだ。

稲荷神社

庚申塔が並ぶ左手には、
稲荷神社石鳥居

五條谷地区稲荷神社

石鳥居を入った左には、
文化十五年(1818年)道祖神の石祠小堂の中に祀られている。

五條谷地区稲荷神社

右には、
台座とは明らかに違ってまだ新しい二宮金治郎像

お顔はいわゆる仏像のお顔になっているけど、
薪を背負い本を読んでいる二宮金治郎の姿を久しぶりに見た気がする。

五條谷地区稲荷神社

手前には、
狛犬ならぬ狐の像

お顔が一部崩れてしまっているのが、
可哀そうだね。

もう片方は、
直されているけど。

五條谷地区稲荷神社

狛犬の狛は高麗=外国の意味だから、
狛狐とは言わないんだろう。

五條谷地区稲荷神社

狛犬は神社に悪しきものが入らないよう見張っているのに対して、
狐はご祭神のお使い(神使)なので境内に控えているんだそうだ。

五條谷地区稲荷神社

その先には常夜燈があり、
奥には稲荷神社

二宮金治郎像と同じように、
この常夜燈も台座と比べてまだ新しい。

五條谷地区稲荷神社

手水鉢は、
大正九年(1920年)のもの。

五條谷地区稲荷神社

玉垣に囲まれた中に、
本殿がある。

五條谷地区稲荷神社

この本殿は、
明治二十一年(1888年)の再建みたいだ。

五條谷地区稲荷神社

造りは精巧、
彫刻もなかなか見応えがある。

五條谷地区稲荷神社

ただどうしても何かに守られているわけではない、
むき出しの状態。

五條谷地区稲荷神社

なので、
致し方がないのかもしれないが劣化していくのは残念だ。

五條谷地区稲荷神社

この稲荷神社のお隣が、
不動堂

五條谷地区不動堂

寛保二年(1742年)六地蔵や、
貞享二年(1685年)十九夜如意輪観音塔などなど。

子安観音堂の横には、
嘉永四年(1851年)の百番観世音供養塔

五條谷地区不動堂

その奥には、
光明真言供養塔

五條谷地区不動堂

台座には組合区として、
五条谷・箕輪・岩井・鷲ノ谷・泉・若白毛・大井の区が彫られている。

大師堂の近くには、
文政二年(1819年)十九夜文字塔

東葛印旛大師第36・57番

東葛印旛大師第36・57番

1つのお堂の中に、
一緒に36・57番

東葛印旛大師第36・57番

実際の四国八十八所霊場第36番札所は、
青龍寺

所在地:高知県土佐市
創建年:(伝)弘仁6年(815年)
開基:(伝)空海(弘法大師)
山号:独鈷山
院号:伊舎那院
寺号:青龍寺
宗派:真言宗豊山派
本尊:波切不動明王
真言:のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
御詠歌:わずかなる 泉にすめる 青龍は 仏法守護の 誓いとぞきく

東葛印旛大師第36・57番

実際の四国八十八所霊場第57番札所は、
栄福寺

所在地:愛媛県今治市玉川町
創建年:(伝)弘仁年間(810年 – 824年)
開基:(伝)空海(弘法大師)
山号:府頭山
院号:無量寿院
寺号:栄福寺
宗派:高野山真言宗
本尊:阿弥陀如来
真言:おん あみりた ていせい からうん
御詠歌:この世には 弓矢を守る 八幡なり 来世は人を 救う弥陀仏

というわけで…

今回の東葛印旛大師88ポタリングは、
五條谷地区第36番と57番

その36・57番がある不動堂と、
隣接している元57番でもある稲荷神社でした。

見どころは少ないんだけれど、
何故か印象度は非常に高い場所だったな。

東葛印旛大師第36・57番ポタリングMAP

過去分1はこちら

過去分2はこちら

他の東葛印旛大師88ポタリングはこちらから

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