金山庚塚古墳の庚申塔と鳥見神社と円林寺東葛印旛大師第5・35番ポタリング

金山地区円林寺

東葛印旛大師88ポタリングこれまでと今回

さて、
東葛印旛大師88ポタリング

ここまでは、
キッカケの柏地区呼塚の常夜燈以外は全て旧沼南地域。

・手賀地区
  札所6・掛所2
・布瀬地区
  札所4・元札所1
箕輪地区
  札所4・元札所1
・片山地区
  札所1
・鷲野谷地区(含染井入新田地区)
  札所6・元札所1
・泉地区
  札所4・掛所3
柳戸地区
  札所2・掛所1・元札所1
・岩井地区
  札所2・掛所1・元札所1
若白毛地区
  札所3・元札所1
大井地区
  札所2・元札所1
五條谷地区
  札所2・元札所1

その旧沼南地域17地区のうち、
11地区までは進んだ。

まわった札所は35・元札所8・掛所7
となる。

それで今回は、
旧沼南地域の17地区の内の12地区目になる金山地区

ここは、
泉地区の下

地図だと、
こんな感じ。

この金山地区には、
東葛印旛大師の札所が2つある。

金山地区
  ①円林寺 5・35番札所

その前に、
いつもの寄り道。

とはいっても、
そんなに周辺の見どころはない。

道を挟んだ隣に鳥見神社
あとは庚塚古墳くらいか。

庚塚古墳の庚申塔

庚塚古墳

庚塚古墳というらしいが、
かなりこじんまりとした円墳。

削られてしまっているから、
半円的な感じになっている。

墳頂に、
何やら石像らしきものが見える。

庚塚古墳

近付いて見ると、
元禄九年(1696年)の庚申塔だった。

庚塚古墳

皆正面を向いている三猿の内、
真ん中の聞か猿だけ奉庚申待為二世安楽と刻まれた下に飛び出しているのが面白い。

金山地区の鳥見神社

金山地区鳥見神社

鳥見神社の境内は、
決して広くはないが意外にいろいろある。

金山地区鳥見神社

階段を上がった鳥居の周りには、
先ず記念碑がいくつか。

左に昭和29年(1954年)・35年(1960年)の出羽三山塔と、
昭和11年(1936年)の富士登山記念碑

金山地区鳥見神社

右に大正9年(1920年)の伊勢・桃山御陵・讃岐金比羅参拝碑
大正14年(1925年)出羽三山参拝碑

金山地区鳥見神社

更に右には3基の石祠
8基庚申塔が並んでいる。

石祠3基のうち、
2基はちょっとわからず。

左の1基は、
天宝十二年(1841年)山神宮碑

写真に写っている庚申塔は左から嘉永五年(1852年)の三猿付文字庚申塔
寛政十年(1798年)三猿付文字青面金剛王塔

天明五年(1785年)文字青面金剛王塔
安永十年(1781年)文字青面金剛王塔

金山地区鳥見神社庚申塔

寛延四年(1751年)六臂青面金剛塔
文化九年(1812年)三猿付文字庚申塔

金山地区鳥見神社庚申塔

文政七年(1824年)三猿付文字庚申塔
弘化四年(1847年)三猿付文字庚申塔

少し離れて、
更に2基の庚申塔

金山地区鳥見神社庚申塔

右が明治39年(1906年)千庚申供養塔
左が宝永六年(1709年)六臂合掌青面金剛塔

金山地区鳥見神社不動明王像

他にも、
祠に祀られた不動明王

金山地区鳥見神社不動明王像

その脇の、
三山大権現塔

金山地区鳥見神社三山大権現塔

八幡宮の石祠。

金山地区鳥見神社八幡宮祠

文化十四年(1817年)
疱瘡神の石祠。

金山地区鳥見神社疱瘡神祠

文政二年(1819年)
比羅大権現石神大権現が併祀された石祠。

更に、
狛犬手水鉢の奥にあるお堂の中には天神宮駒形神宮の石祠。

金山地区鳥見神社

他は外にあるのに、
なぜこれらだけがここに祀られているのか?はわからない。

金山地区鳥見神社

拝殿は、
さほど古いものではなさそうだ。

裏には、
覆い屋の中に本殿

中を覗かせていただくと、
本殿神輿

本殿の扁額には、
鳥見神社愛宕神社が併記されている。

金山地区鳥見神社

鳥見神社の横には、
金山根古子供の遊び場があって道を隔てて円林寺がある。

金山根古子供の遊び場

沼南の歴史をあるく28 円林寺

金山地区円林寺

正式には、
愛宕山金蔵院圓林寺。

ここはお隣の鳥見神社と共に、
沼南の歴史をあるく28だ。

円林寺は愛宕山金蔵院という真言宗の寺院で、
本尊は阿弥陀如来です。
隣接する鳥見神社の祭神は饒速日命で、
本殿は明治初年の建立です。

沼南の歴史をあるく28 円林寺・鳥見神社
金山地区円林寺

切り通しの道に面して石段があり、
そこを上がっていくと山門が見える。

金山地区円林寺

石段の脇には、
大正二年(1913年)の光明真言供養塔がある。

その横には、
明治十九年(1886年)・三十一年(1898年)と刻まれた弘法大師結願供養塔

金山地区円林寺

天保四年(1833年)、
子安観音
が祀られたお堂。

金山地区円林寺

その先に、
六地蔵

金山地区円林寺

更に先に、
弁財天

金山地区円林寺

そして、
山門

金山地区円林寺

山門を抜けると、
正面に本堂

金山地区円林寺

本堂建替の石碑
天台宗の開祖 伝教大師・最澄像

金山地区円林寺

本堂の右手の記念碑の並ぶ先に、
小高くなった場所がある。

金山地区円林寺

ここは、
かつての釈迦堂

そこには、
享和四年(1804年)馬頭観音塔

金山地区円林寺

本堂の脇には、
石仏が2段に並べられている

金山地区円林寺

東葛印旛大師第5・35番

金山地区円林寺東葛印旛大師第5・35番

東葛印旛大師第5・35番は、
1つのお堂になっている。

金山地区円林寺東葛印旛大師第5・35番

そこに御詠歌札が、
2つ。

金山地区円林寺東葛印旛大師第5・35番

実際の四国八十八所霊場第5番札所は、
地蔵寺

所在地:徳島県板野郡板野町羅漢字林東
創建年:(伝)弘仁12年(821年)
開基:(伝)空海(弘法大師)
山号:無尽山
院号:荘厳院
寺号:地蔵寺
宗派:真言宗御室派
本尊:地蔵菩薩(延命地蔵)、胎内仏・地蔵菩薩(勝軍地蔵)
真言:おん かかかびさんまえい そわか
御詠歌:六道の 能化の 地蔵大菩薩 導き給え この世 後の世

金山地区円林寺東葛印旛大師第5・35番

実際の四国八十八所霊場第35番札所は、
清瀧寺

所在地:高知県土佐市高岡町丁
創建年:(伝)養老7年(723年)
開基:(伝)行基
山号:醫王山
院号:鏡池院
寺号:清瀧寺
宗派:真言宗豊山派
本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
御詠歌:澄む水を 汲めば 心の清瀧寺 波の花散る 岩の羽衣

というわけで…

今回の東葛印旛大師88ポタリングは、
金山地区第5番と35番

その5・35番がある円林寺と、
道を隔てた高台にある鳥見神社

あとは、
近くにある庚塚古墳庚申塔でした。

東葛印旛大師第5・35番ポタリングMAP

過去分1はこちら

過去分2はこちら

他の東葛印旛大師88ポタリングはこちらから

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