J 志賀直哉邸跡 庭と書斎
さて、
第二十二回 あびこアートな散歩市 ABIKO ART WALK 2023。
今回は、
志賀直哉邸跡(緑雁明緑地)。
書斎はクラウドファンディングで、
修復されて以前に比べると随分整備された感がある。
ここも旧村川別荘の母屋や竹林や池と同様、
過去2回共に様々な作品が展示されていた。
志賀直哉邸跡の作品 2021年
志賀直哉邸跡の作品 2022年
J1 志賀直哉邸書斎 岩村守-陶による造形
それで今回は、
志賀直哉邸書斎に展示された岩村守さんの陶による造形。
昭和9年生まれ。
岩村守-陶による造形 説明パネル
幼少期より我孫子に在住。
父である岩村福之とともに我孫子窯を築き作陶。
福之の伝統工芸的作品に対し、
自身独自の「陶彫作品」「陶造作品」を制作してきた。
ハケの道脇にある志賀直哉邸跡への石段、
その横のスロープを自転車を押して上がる。
書斎に、
作品が展示されているのが見える。
岩村守さんのお父上である岩村福之さんは、
陶芸家河村蜻山のお弟子さんだった。
河村蜻山さんは、
京都からあの三樹荘跡に深草窯を移している。
やがて河村蜻山さんが北鎌倉に去った後、
岩村福之さんはお住いの白山の地に登り窯を築窯。
岩村守さんは、
そこで今も作陶活動を続けているようだ。
この書斎にこの作品が合うのか?と言えば、
旧村川別荘の母屋の邪鬼とは違って違和感がある。
でも、
違和感は違和感で実はまた良いのである。
津田尚石-林
書斎の床の間には、
掛け軸が。
津田尚石さんという方の林、
出品作品というわけではなさそうだ。
ただ、
説明パネルがある。
津田 尚石
(1933(昭和8)年~)
本名 尚。東京都生まれ。
1973(昭和48)年我孫子書道連盟結成メンバー。
その後同連盟の要職を歴任。
1988(昭和63)年、
我孫子志賀直哉書斎を我孫子市に寄付。
1992年(平成4)年千葉書作家連盟設立参画し、
要職を歴任。師:吉野青雨
津田尚石 説明パネル
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