![東葛印旛大師第11番札所](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tokatsu-inba-taishi-88-no11-1024x568.jpg)
布瀬地区その1
手賀地区の右隣にあるのが、
布瀬地区だ。
地図で示すと、
こうなる。
手賀地区から手賀沼東小学校前の道を進むと、
布瀬地区に入る。
ここ布瀬地区にも、
いくつか東葛印旛大師札所がある。
布瀬地区札所
・宝寿院 第62・79番札所
・福蔵院 第21番札所
・木崎薬師堂 第11番札所
その中から今回は、
木崎薬師堂第11番札所。
その前に、
少し寄り道。
柏しょうなんゆめファーム
![柏しょうなんゆめファーム](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/kashiwa-suonan-yume-farm1.jpg)
道沿い左には、
柏しょうなんゆめファーム。
自然の木立を利用したアスレチック、
オートキャンプ場やバーベキュー場もある。
要は、
大人も子供も1日中遊べるアウトドア公園だ。
![柏しょうなんゆめファーム](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/kashiwa-suonan-yume-farm2.jpg)
この存在を知ったのは、
そんなに昔ではない。
もっと前に知っていたら、
きっと子供が小さい頃に行ったに違いない。
![柏しょうなんゆめファーム](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/kashiwa-suonan-yume-farm3.jpg)
意外に手賀沼周辺には、
そういった場所がある。
道路から見ただけだったが、
なかなか楽しそうな感じのスポットだった。
柏しょうなんゆめファーム基本情報
住所:千葉県柏市布瀬89-1
TEL:04-7160-9888
営業時間:平日10:00~17:00
(11月~2月は16:00まで)
土日祭日10:00~17:00
(11月~2月は16:00まで)
定休日:年末年始のみ
入園料:無料
各施設利用の際にお金がかかる
支払いは現金のみ
詳しくはhttps://www.yumefarm.jp/guide
タイヤのアート作品?ではない
![タイヤの不法投棄](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tire-art.jpg)
柏しょうなんゆめファームの先、
県道282号線に出る前の右にこんな場所がある。
アート作品だと言われたら、
そのまま信じてしまうかもしれない。
でもこれは不法投棄された、
タイヤの山なのだ。
市の監視カメラが、
ここに向けて設置されている。
このタイヤの山は、
設置前のものなんだろうか?
それとも、
監視カメラ自体機能していないのだろうか?
まあ抑止力的意味合いなのかもしれないけれど、
このタイヤが以前のものなら片付ければ良いのにとも思う。
こうやって沢山投棄されているから、
またここに不法投棄しちゃう人が出ちゃうのにね。
沼南の歴史をあるく 6 百庚申
![沼南の歴史をあるく6百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/shonan-no-rekishi-wo-aruku-6-1.jpg)
ここにも沼南の歴史をあるくの白い標柱があって、
これは6 百庚申だ。
![沼南の歴史をあるく6百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/shonan-no-rekishi-wo-aruku-6-2.jpg)
この場所は布瀬地区の入口にあたります。
沼南の歴史をあるく 6 百庚申
庚申塔は全部で九十七基あり、
文政7年(1824)から明治8年(1875)にかけて建立されたものです。
古いものだと200年近く昔のもの、
新しいとはいっても150年近くのものなんだな。
庚申講の人々はさまざまな庚申塔を建立してきたわけだけど、
この百庚申は1度に建立したわけではないのだな。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1004.jpg)
さて、
その県道282号線沿いにある百庚申。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1002.jpg)
97基あるみたいだが、
ズラリと並んでいるその景色はなかなか見応えがある。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1010.jpg)
中央には、
他より背の高い天保三年(1832年)の青面金剛像塔がある。
そこから左右に9基の文字庚申塔、
そして1基の青面金剛塔。
そしてまた9基の文字庚申塔という具合に、
規則正しく並べられている。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1008.jpg)
剥離が進んでいるものも多く、
ちゃんと判別できる青面金剛塔ばかりではない。
もちろん、
三猿も同様だ。
青面金剛塔の判別できるものをよく見てみると、
案外はっきりとしたショケラ。
![ショケラ](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/shokera.jpg)
なんだか、
笑っているようにも見える。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1011.jpg)
時の経過と共に、
破損したものや剥離が進んだものが増えていくだろう。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1009.jpg)
残念なことだけど、
そういう運命にあるものでもある。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1012.jpg)
他とは少し違った形のものが1つ、
三猿が壺のようなものを持っている。
中がくりぬかれていて、
水が溜まっていた。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1005.jpg)
うしろの林の中にも、
庚申塔やら青面金剛像塔やら文字青面金剛塔やらがある。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1006.jpg)
中には、
倒れてしまったままのものも。
![布瀬の百庚申](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-hyakukoshin1007.jpg)
いずれにしても、
いっぺんに沢山見られるお得な場所である。
まあ興味ない方にとっては、
お得でも何でもないけど。
それでも、
これだけ並んでいると興味がなくても気にはなる方も居るだろう。
そんな百庚申だが、
ここ以外にも結構あるみたいだ。
この近場だと、
こんな感じ。
我孫子の百庚申
・高野山・香取神社
・岡発戸・八幡神社
・緑二丁目・大光寺
柏の百庚申
・布施・布施弁天
・柏・諏訪神社
・名戸ヶ谷・香取神社
・南増尾・路傍
・松ヶ崎・香取神社
・高田・正徳寺
結構あるけど、
殆ど見ていないはずだ。
もしかしたら、
意識しないで見ていたかもしれないが記憶にない。
沼南の歴史をあるくもそうだけど、
あちこちの百庚申も巡ってみたいものだ。
花見堂地蔵尊
![花見地蔵尊](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/hanamijizoson1.jpg)
県道282号線に出たところを百庚申を見ながら左に進んで行くと、
Google Map上に花見堂地蔵尊というところがある。
でも実際は、
少しばかり場所がズレている。
![花見堂地蔵尊](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/hanamijizoson3.jpg)
県道282号線から脇に入った、
すぐのところにそれはある。
ここに、
花見堂というお堂があるわけではない。
![花見地蔵尊](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/hanamijizoson2.jpg)
花見堂地蔵尊と刻まれた、
小ぶりの石仏があるだけだ。
![](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/hanamijizoson2-150x150.jpg)
❓花見堂地蔵尊❓
通常、
花見堂とか花見地蔵という文字が刻まれたお地蔵様のこと。
それがなくても、
造立日として3月3日や3月吉日、
雛祭りの日付が刻まれたものも花見地蔵に分類されている。
童男童女とか子供中とか、
子供が関わる銘があったりもする。
だそうだ。
木崎薬師堂
![東葛印旛大師第11番札所](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tokatsu-inba-taishi-88-no11-3.jpg)
木崎薬師堂は、
第11番札所。
花見堂地蔵尊の先の右手に、
畑の中の細い道がある。
その先、
突き当たる手前右手にあるのが木崎薬師堂。
見た感じただの民家みたいだが、
木札には木崎薬師堂と書かれている。
この敷地内にある大師堂が、
第11番札所。
![東葛印旛大師第11番札所](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tokatsu-inba-taishi-88-no11-5.jpg)
周りには御寶前と刻まれた石標や、
十九夜講中と刻まれた石塔が横たわっている。
![](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tokatsu-inba-taishi-88-no11-5-150x150.jpg)
❓御寶前❓
神や仏の御前。
賽銭箱などのあるあたり。
らしい。
![](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/hojuin24-150x150.jpg)
❓十九夜講中❓
女性が寺や当番の家に集まって、
如意輪観音の前で経や和讃を唱え、
飲食する講を十九夜講という。
その講が建立する石塔が十九夜塔で、
主に如意輪観音像か十九夜の文字が刻まれている。
札所の標石があったが、
新四國十八番と刻まれている。
![東葛印旛大師第11番札所](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tokatsu-inba-taishi-88-no11-7.jpg)
これも、
例の謎の文化十酉年の標石なんだろうか?
側面を見ると、
やはり文化十酉年と刻まれている。
![東葛印旛大師第11番札所](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/tokatsu-inba-taishi-88-no11-4.jpg)
実際の四国八十八所霊場第11番札所は、
四国霊場最古の仏像がある金剛山 藤井寺。
所在地:徳島県吉野川市鴨島町飯尾
創建年代:神亀2年(725年)
開山:弘法大師
山号:金剛山
寺号:藤井寺
宗派:臨済宗妙心寺派
本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌:色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし
親王将門宮
![親王将門宮](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/shinno-masakado-gu1.jpg)
実はこの木崎薬師堂近くには、
平将門スポットがある。
![皇太神宮への道](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/road-to-kotaijingu.jpg)
この薬師堂のある敷地の逆側、
道の突き当りの左側に細い道がある。
![阿州井上寺移平親王](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-masakado-spot2.jpg)
進んで行くと、
右手に新四國十七番と刻まれた標石がある。
![阿州井上寺移平親王](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/fuse-masakado-spot1.jpg)
その標石の左横には、
阿州井上寺移平親王とある。
これは、
平将門公のことだろう。
もう1つ標石が左にあるが、
これも新四國十までは読めるが五か六っぽい。
![鷺森大明神石祠](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/sagi-daimyojin-sekishi.jpg)
その先に行くと、
左手には鷺森大明神石祠。
![親王将門宮](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/shinno-masakado-gu2.jpg)
さらに進むと、
親王将門宮といわれる小祠がある。
祠の中を、
ちょっと覗いてみる。
![親王将門宮](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/shinno-masakado-gu3.jpg)
中の石祠には、
平親王将門寶宮と刻まれている。
![皇太神宮](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/kotai-jingu3.jpg)
新四國十七番と刻まれた標石の逆側には、
皇太神宮がある。
![皇太神宮](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/kotai-jingu2.jpg)
鳥居の手前には、
新四國十四番と刻まれた標石。
![皇太神宮](https://anotherworld.izakayahopping.com/wp-content/uploads/2022/10/kotai-jingu1.jpg)
これも、
謎の文化十酉年の標石。
というわけで…
今回の東葛印旛大師88ポタリングは、
布瀬地区にある第11番札所の木崎薬師堂。
そして布瀬百庚申と、
花見堂地蔵尊と平将門スポットも一緒に。
木崎薬師堂には見るべきものは殆どないが、
その周辺は結構面白スポットがあるのだ。
次回は、
花見堂地蔵尊から高野館跡を抜けて宝珠院へ。
東葛印旛大師第11番ポタリングMAP
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