布瀬百庚申と花見堂地蔵尊と平将門スポットと木崎薬師堂東葛印旛大師第11番ポタリング

東葛印旛大師第11番札所

布瀬地区その1

手賀地区の右隣にあるのが、
布瀬地区だ。

地図で示すと、
こうなる。

手賀地区から手賀沼東小学校前の道を進むと、
布瀬地区に入る。

ここ布瀬地区にも、
いくつか東葛印旛大師札所がある。

布瀬地区札所

・宝寿院 第62・79番札所
・福蔵院 第21番札所
・木崎薬師堂 第11番札所

その中から今回は、
木崎薬師堂第11番札所

その前に、
少し寄り道。

柏しょうなんゆめファーム

柏しょうなんゆめファーム

道沿い左には、
柏しょうなんゆめファーム

自然の木立を利用したアスレチック、
オートキャンプ場やバーベキュー場もある。

要は、
大人も子供も1日中遊べるアウトドア公園だ。

柏しょうなんゆめファーム

この存在を知ったのは、
そんなに昔ではない。

もっと前に知っていたら、
きっと子供が小さい頃に行ったに違いない。

柏しょうなんゆめファーム

意外に手賀沼周辺には、
そういった場所がある。

道路から見ただけだったが、
なかなか楽しそうな感じのスポットだった。

柏しょうなんゆめファーム基本情報

住所:千葉県柏市布瀬89-1
TEL:04-7160-9888
営業時間:平日10:00~17:00
     (11月~2月は16:00まで)
     土日祭日10:00~17:00
     (11月~2月は16:00まで)
定休日:年末年始のみ
入園料:無料
    各施設利用の際にお金がかかる
    支払いは現金のみ
    詳しくはhttps://www.yumefarm.jp/guide

タイヤのアート作品?ではない

タイヤの不法投棄

柏しょうなんゆめファームの先、
県道282号線に出る前の右にこんな場所がある。

アート作品だと言われたら、
そのまま信じてしまうかもしれない。

でもこれは不法投棄された、
タイヤの山なのだ。

市の監視カメラが、
ここに向けて設置されている。

このタイヤの山は、
設置前のものなんだろうか?

それとも、
監視カメラ自体機能していないのだろうか?

まあ抑止力的意味合いなのかもしれないけれど、
このタイヤが以前のものなら片付ければ良いのにとも思う。

こうやって沢山投棄されているから、
またここに不法投棄しちゃう人が出ちゃうのにね。

沼南の歴史をあるく 6 百庚申

沼南の歴史をあるく6百庚申

ここにも沼南の歴史をあるくの白い標柱があって、
これは6 百庚申だ。

沼南の歴史をあるく6百庚申

この場所は布瀬地区の入口にあたります。
庚申塔は全部で九十七基あり、
文政7年(1824)から明治8年(1875)にかけて建立されたものです。

沼南の歴史をあるく 6 百庚申

古いものだと200年近く昔のもの、
新しいとはいっても150年近くのものなんだな。

庚申講の人々はさまざまな庚申塔を建立してきたわけだけど、
この百庚申は1度に建立したわけではないのだな。

布瀬の百庚申

さて、
その県道282号線沿いにある百庚申

布瀬の百庚申

97基あるみたいだが、
ズラリと並んでいるその景色はなかなか見応えがある。

布瀬の百庚申

中央には、
他より背の高い天保三年(1832年)の青面金剛像がある。

そこから左右に9基の文字庚申塔、
そして1基の青面金剛塔

そしてまた9基の文字庚申塔という具合に、
規則正しく並べられている。

布瀬の百庚申

剥離が進んでいるものも多く、
ちゃんと判別できる青面金剛塔ばかりではない。

もちろん、
三猿も同様だ。

青面金剛塔の判別できるものをよく見てみると、
案外はっきりとしたショケラ

ショケラ

なんだか、
笑っているようにも見える。

布瀬の百庚申

時の経過と共に、
破損したものや剥離が進んだものが増えていくだろう。

布瀬の百庚申

残念なことだけど、
そういう運命にあるものでもある。

布瀬の百庚申

他とは少し違った形のものが1つ、
三猿が壺のようなものを持っている。

中がくりぬかれていて、
水が溜まっていた。

布瀬の百庚申

うしろの林の中にも、
庚申塔やら青面金剛像塔やら文字青面金剛塔やらがある。

布瀬の百庚申

中には、
倒れてしまったままのものも。

布瀬の百庚申

いずれにしても、
いっぺんに沢山見られるお得な場所である。

まあ興味ない方にとっては、
お得でも何でもないけど。

それでも、
これだけ並んでいると興味がなくても気にはなる方も居るだろう。

そんな百庚申だが、
ここ以外にも結構あるみたいだ。

この近場だと、
こんな感じ。

我孫子の百庚申

・高野山・香取神社
・岡発戸・八幡神社
・緑二丁目・大光寺

柏の百庚申

・布施・布施弁天
・柏・諏訪神社
・名戸ヶ谷・香取神社
・南増尾・路傍
・松ヶ崎・香取神社
・高田・正徳寺

結構あるけど、
殆ど見ていないはずだ。

もしかしたら、
意識しないで見ていたかもしれないが記憶にない。

沼南の歴史をあるくもそうだけど、
あちこちの百庚申も巡ってみたいものだ。

花見堂地蔵尊

花見地蔵尊

県道282号線に出たところを百庚申を見ながら左に進んで行くと、
Google Map上に花見堂地蔵尊というところがある。

でも実際は、
少しばかり場所がズレている。

花見堂地蔵尊

県道282号線から脇に入った、
すぐのところにそれはある。

ここに、
花見堂というお堂があるわけではない。

花見地蔵尊

花見堂地蔵尊と刻まれた、
小ぶりの石仏があるだけだ。

花見堂地蔵尊

通常、
花見堂とか花見地蔵という文字が刻まれたお地蔵様のこと。

それがなくても、
造立日として3月3日や3月吉日、
雛祭りの日付が刻まれたものも花見地蔵に分類されている。

童男童女とか子供中とか、
子供が関わる銘があったりもする。

だそうだ。

木崎薬師堂

東葛印旛大師第11番札所

木崎薬師堂は、
第11番札所

花見堂地蔵尊の先の右手に、
畑の中の細い道がある。

その先、
突き当たる手前右手にあるのが木崎薬師堂

見た感じただの民家みたいだが、
木札には木崎薬師堂と書かれている。

この敷地内にある大師堂が、
第11番札所

東葛印旛大師第11番札所

周りには御寶前と刻まれた石標や、
十九夜講中と刻まれた石塔が横たわっている。

御寶前

神や仏の御前。
賽銭箱などのあるあたり。

らしい。

十九夜講中

女性が寺や当番の家に集まって、
如意輪観音の前で経や和讃を唱え、
飲食する講を十九夜講という。

その講が建立する石塔が十九夜塔で、
主に如意輪観音像か十九夜の文字が刻まれている。

札所の標石があったが、
新四十八番と刻まれている。

東葛印旛大師第11番札所

これも、
例の謎の文化十酉年の標石なんだろうか?

側面を見ると、
やはり文化十酉年と刻まれている。

東葛印旛大師第11番札所

実際の四国八十八所霊場第11番札所は、
四国霊場最古の仏像がある金剛山 藤井寺

所在地:徳島県吉野川市鴨島町飯尾
創建年代:神亀2年(725年)
開山:弘法大師
山号:金剛山
寺号:藤井寺
宗派:臨済宗妙心寺派
本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌:色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし

親王将門宮

親王将門宮

実はこの木崎薬師堂近くには、
平将門スポットがある。

皇太神宮への道

この薬師堂のある敷地の逆側、
道の突き当りの左側に細い道がある。

阿州井上寺移平親王

進んで行くと、
右手に新四國十七番と刻まれた標石がある。

阿州井上寺移平親王

その標石の左横には、
阿州井上寺移平親王とある。

これは、
平将門公のことだろう。

もう1つ標石が左にあるが、
これも新四國十までは読めるがっぽい。

鷺森大明神石祠

その先に行くと、
左手には鷺森大明神石祠

親王将門宮

さらに進むと、
親王将門宮といわれる小祠がある。

祠の中を、
ちょっと覗いてみる。

親王将門宮

中の石祠には、
平親王将門寶宮と刻まれている。

皇太神宮

新四十七番と刻まれた標石の逆側には、
皇太神宮がある。

皇太神宮

鳥居の手前には、
新四十四番と刻まれた標石

皇太神宮

これも、
謎の文化十酉年の標石

というわけで…

今回の東葛印旛大師88ポタリングは、
布瀬地区にある第11番札所木崎薬師堂

そして布瀬百庚申と、
花見堂地蔵尊平将門スポットも一緒に。

木崎薬師堂には見るべきものは殆どないが、
その周辺は結構面白スポットがあるのだ。

次回は、
花見堂地蔵尊から高野館跡を抜けて宝珠院へ。

東葛印旛大師第11番ポタリングMAP

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