我孫子市 緑地区
新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリング、
今回は我孫子市緑地区から。
緑地区はこんなところ
我孫子市緑地区は、
寿地区の南。
志賀直哉邸跡・白樺文学館・杉村楚人冠記念館や、
嘉納治五郎別邸跡・柳宗悦旧居三樹荘跡などなどがある地区。
緑地区 MAP
地図だと、
こんな感じ。
そんな緑地区の周辺スポットということで、
緑 香取神社。
緑 香取神社
概要
創建年代は、
不詳。
ただ享保年間(1716-1735年)頃の創建だといい、
我孫子宿の鎮守社だったという。
鳥居周辺の石造物
鳥居に至る道の途中のムクノキの根元には、
年紀なしの御神水と刻まれた石祠。
扁額のない鳥居の前には、
まだ新しい狛犬が3対。
鳥居右手前には、
大山阿夫利神社参拝記念碑。
文政二年(1819年)の手水鉢のところには、
いぬ用の器があるのはなかなか面白い。
現社殿は昭和五十六年(1981年)のものだが、
覆殿の中の本殿は天保年間のものらしい。
鳥居左手には奥が明治五年(1872年)再建とある天満宮の石祠、
手前が明治三十五年(1902年)の天満宮の石祠。
祠内の天満宮は、
まだ新しくて後補だろう。
その先の覆屋内には明治十四年(1881年)の伊勢大神宮の石祠が祀られているが、
伊勢大神宮もやはり近年の御補だろう。
右手には灯籠の傘の部分かな、
それと大正八年(1919年)の指差しの手の下に鯖大師万人講と刻まれた標石。
覆屋の左には明治二十二年(1889年)の鷲神社の石祠、
上の方に富士山の線刻があり台座には登山記念とある浅間神社碑。
本殿右手の石造物
本殿右手には、
これまたいろいろと並んでいる。
小社の中には、
寛政七年(1795年)の道陸神の石祠。
その右には、
享保四年(1719年)の青面金剛塔。
なかなか、
きれいな状態。
その横には、
寛政九年(1797年)の道陸神石祠。
更に、
明治期の三峯・大山阿夫利神社・浅間大神碑などが続いている。
道陸神小社左手にも、
いろいろ。
道祖神や住吉大明神の石祠に、
剥離が酷く読めない石祠などなど。
天保八年(1837年)、
ショケラ持ちの青面金剛塔。
寛政八年(1796年)の大六天石祠に、
寛政二年(1790年)の 二十六夜愛染明王搭。
享保十一年(1726年)の三猿庚申塔に、
不明の石祠。
三猿庚申塔の三猿は、
きちんと残っている。
その他寛政八年(1796年)の稲荷大明神や天保元年(1830年)山神宮、
寛政元年(1789年)二十三夜塔や白山大権現石祠や文字青面金剛塔などなど。
思ったよりも、
いろいろある。
というわけで…
今回の新四国相馬霊場八十八ヶ所と周辺スポットポタリングは、
緑地区にある香取神社。
どこの香取神社も石造物が多い印象があるが、
ここも例に漏れず結構いろいろあって充実した場所になっている。
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