我孫子手賀沼ハケの道ポタリング…白樺文学館

白樺文学館

志賀直哉邸跡の斜向かいにあるのが『白樺文学館』だ。

今は我孫子市白樺文学館

白樺文学館
▲ 白樺文学館のぼりとオリンピックのポスター

ここの前を通過することはよくあっても、実際に中に入ったことは2度ほどしかない。

元々は『志賀直哉文学館』の構想ではじまったようだが、志賀直哉のご遺族から、父の遺言で記念館の類をつくることは一切お断りすると言われてしまい、『白樺文学館』となったみたいだ。

志賀直哉の文学館をつくりたくてお金を出したオーナーと、白樺派全体を顕彰する学芸館の方がより公共性が保てると考え、実際の立ち上げに奔走した初代館長との間で、多分いろいろとあったんだろう。

開館してから1年も経たないうちに館長は交代。オーナーが館長となったが、今では我孫子市に寄贈され、『我孫子市白樺文学館』として管理・運営されている。

白いオブジェ

白樺文学館
▲ 志賀直哉邸跡からすぐ

入口にはあるオブジェはやはり目を惹く。白樺派に関係する誰かの作品なのか?ただのオブジェなのか?はわからない。

白樺文学館
▲ ここのシンボル的なオブジェ

入口は普通のお宅か事務所みたいな感じで正直言って入りにくいと思うのは自分だけだろうか?でも入ってしまえばそこそこ楽しめる。

館内はこんな感じ

白樺文学館
▲ 文学館のパンフレットと企画展のチラシ

訪れた時はまだ夏だった。企画展は『白樺』創刊110年記念市制施行50周年記念『志賀直哉展―山田家コレクションを中心に―』。

地上2階・地下1階の白い建物の中に入ると受付があるので、ここで入館料300円を払って中へ。

1F 中展示室

入って左手の中展示室。ここには白樺派が我孫子に集まる始まりとなった柳宗悦の妻でありアルトの声楽家柳兼子が晩年使用したピアノが置かれている。

ここで目を惹いたのはロダンの『鼻のつぶれた男』。有島生馬が入手・鋳造したもので白樺派が浮世絵を贈って手に入れた3つの彫刻とは異なる。

ちなみにその3つの彫刻は『ゴロツキの首』・『ロダン夫人』・『或る小さき影』で、倉敷の大原美術館にあるが、この『鼻のつぶれた男』もなかなか良かった。

2F 小展示室

白樺文学館
▲ 小展示室

螺旋階段を上って2Fの小展示室には、志賀直哉邸のジオラマやバーナード・リーチのエッチングなどが展示されていてこれもなかなか面白かった。

2F 大展示室

白樺文学館
▲ 大展示室説明

大展示室の方には山田家コレクション。

白樺文学館
▲ 志賀直哉油彩画の説明

志賀直哉油彩画、

白樺文学館
▲ 関野聖雲の『岩戸観音』、志賀直哉から孫がもらった人形の説明

高村光雲の弟子だった関野聖雲の『岩戸観音』、

白樺文学館
▲ 大展示室作品

志賀直哉から孫がもらった人形など。

白樺文学館
▲ 大展示室作品

更にバーナード・リーチや梅原竜三郎や安井曽太郎らの作品などなど、展示品の数は少ないながらも、なかなか面白い。

1F 図書室

再び別の螺旋階段を下りると図書室となる。

雑誌『白樺』の復刻版をはじめ白樺派民藝運動関係の書籍がずらりと並ぶ。

ミュージアムショップというほどではないが、文学館オリジナルグッズが購入できる。白樺派カレーもある。

このカレーは隠し味に味噌が使われている。柳兼子がカレーライスを食べている時、柳邸内に窯を持っていたイギリス人陶芸家、バーナード・リーチから味噌を入れたらうまいだろうと言われたのがもともとの誕生のきっかけらしい。

というわけで…

決して広い空間ではないが、興味深いものがいろいろと展示されていて、思っていたよりも面白い場所だった。ただ、もう少し面白い空間にできる気がするので勿体ないなという感じだ。

見るのに時間はかからない。散歩ついでに立ち寄るにはちょうど良い。1度くらいは入っても良いかもしれない。企画展の内容が変わったらリピートしても良いかな。

白樺文学館情報

営業時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)

休館日:毎週月曜日 ※月曜日が祝祭日の場合は開館、直後の平日が休館。
    年末年始(12月29日から1月3日)

入館料:一般 300円、高校生・大学生 200円

    ※鳥の博物館、白樺文学館、杉村楚人冠記念館、3館共通券あり

     一般500円、高校生・大学生400円(一人各館1回利用。個人のみ。)

    ※白樺文学館、杉村楚人冠記念館 2館共通年間パスポートあり(2,000円)

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