旧村川別荘のもう1人の作品
さて、
旧村川別荘では沼尻昭子氏と共にもう1人の彫刻家の作品。
島久幸氏、
のものだ。
この方、
奈良県出身だけれど今は我孫子に住んでいるみたいだ。
そういえば沼尻昭子氏も、
茨城県出身だけど我孫子在住のようだ。
そういえば昨年も、
この2人の組み合わせだったな。
ここまでは、
前回と同じ人が同じ場所で作品を展示している感じだね。
旧村川別荘の母屋 M1 島久幸 四翼のアンテナ
母屋のメインの部屋には、
島久幸氏の作品がいくつか展示されている。
床脇の地袋の上に置かれていたのは、
彫刻と版画。
島久幸
四翼のアンテナ
中国遼寧省で、
以前に四翼の恐竜が発見されたことが何回かあったはずだ。
要は、
4つの翼を持っていた恐竜なわけで。
まあ、
この作品とは関係ないだろうけどふと思い出した。
旧村川別荘の母屋 M1 島久幸 DREANING MUSE
床の間にも、
作品が展示されている。
島久幸
DREANING MUSE
ミューズというとMusicやMuseumの由来となった、
ギリシャ神話の文芸・学術・音楽・舞踏などを司る女神ムーサが思い浮かぶ。
ヘシオドスが書いた『神統記』に出てくる、
ゼウスとその愛人ムネモシュネの間に生まれた9人の女神だね。
でもまあ、
これは関係ないか。
旧村川別荘の母屋 M1 島久幸 鋳型より
で合っているだろうか?
作品のところにあった冊子の写真に『鋳型より』と出ていたんだけど。
それで、
これって『Fontaine(泉)』で有名なマルセル・デュシャンの『九つの雄の鋳型』からみたいだ。
通称『Le Grand Verre(大ガラス)』、
『La mariée mise à nu par ses célibataires, même(彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』)。
この作品の下半分、
独身者機械のこと。
ちなみに九つの雄とは、
・騎兵
・憲兵
・召使い
・デパートの配達人
・ドア・マン
・僧侶
・墓堀り人
・駅長
・警官
だ。
この感じ、
結構好みだ。
短い展示期間
M1 母屋 島 久幸 / 沼尻 昭子
5/24[火]ー5/29[日] 9:00-16:00
M2 母屋 田居 九江 / 松岡 信夫
5/31[火]ー6/5[日] 9:00-16:00
M3 母屋 野村 正義 / 石川美穂子
6/7[火]ー6/12[日] 9:00-16:00
という感じで、
それぞれの作品展示期間が短いのは昨年同様。
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