野村正義 – 耕至蒼穹
短期間で展示替えのある旧村川別荘、
母屋での展示第三段は野村正義氏の木版画『耕至蒼穹』だ。
南門をくぐり、
いつものように『揺蕩う』を見て『竹衣』の間の階段を上がると母屋の前に出る。
前々回に母屋に展示されていた『CRITICAL POINT 臨界点』も、
前回の『万物流転図』もなかなかの存在感だったが今回もまた存在感ばっちりだ。
ただこの建物の中に展示されても不思議と違和感を感じないのはこれまで同様で、
むしろ一体となって母屋全体が作品化している。
それでこの作品、
カトマンズからエベレスト街道の
出発地ルクラに向かう機上から見た
延々と続くあかちゃけた壮大な
天を衝く段々畑
ということらしい。
奥に2曲の屏風、
手前には5枚の木版画があり延々と続く段々畑を表しているんだろう。
立体的になって、
とても面白い。
白と黒の世界の中で空だけが蒼く、
その色がとてもキレイだ。
母屋の中には相変わらず入れないみたいだけれど、
もう少し近くで見たかったかもしれない。
というわけで…
我孫子アートな散歩市 – N3 – 野村正義 – 耕至蒼穹。
この作品もまた短い期間の展示で、
5/25(火)〜5/30(日)という短さなので行ける方は是非。
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我孫子アートな散歩市2021
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